●「コーチ、なんであの子だけやねん!」と言われないために。

練習終わりました。
試合に同行していた佐藤コーチから聞いたのですが
第7シードのわかながベスト4に残ったようです。
それだけを伝えて夕夏子との練習に旅立っていきました。
なかなかジュニアの試合で上位シードを食うのは難しいのですが
よく頑張ったと思います。
今日は佐藤コーチが試合に同行しました。
この背景には、何があるか?ということを少しお話ししたいと思います。
ユニークの選手は今後自分が当てはまるので、よく聞いて下さい。
佐藤コーチが試合に同行するということは、
「アカデミーの練習を抜ける。」という図式になります。
つまり他の子供たちが本来得るはずの佐藤コーチの練習時間を
「出場している選手に全て費やしてもらった」と言う風にも考えられます。
そう考えると、試合に帯同してもらった選手は、そこで残ったチームの皆に
「感謝」の気持ちを感じる視点をもってほしいのです。
さらにその気持ちを他の子供たちに伝えることが出来たり、
還元できる行動をとれたら、それは素晴らしいことでしょう。
この小さな気持ちの持ち方で、コーチが試合に帯同出来るかどうかが変わってきます。
・・

よく「コーチが試合に来てくれない。」
という話を聞きますが、それは、「出場する選手」の問題が大きいのです。
「なんであの人ばっかり・・」と言われるようだと損をします。
チーム内でそのような関わり方をしていると、回りまわって自分にもどってきます。
もし「●●ちゃんの試合なら、コーチ練習している場合じゃなくて、帯同してあげて!」
とチーム内から言われるような選手であれば、気持ちよく帯同できるのです。
しかし多くの選手は自分の都合ばかりを押しつけます。
知らず知らずのうちに、「やってもらって当たり前」になてきます。
そして今後、初心者ジュニアなどが始まれば、アカデミークラスが最も優遇されている事を
他のクラスのジュニア達は感じ始めます。
そんな時、どうするのか? これは今後アカデミーの選手一人ひとりに関わる問題です。
僕が過去指導していた選手は、大会で一日コーチを拘束したから、といって、翌週のちびっこレッスンで
全てのクラスのヒッティングをするなどして、皆に「ありがとうね」の気持ちを伝えて還元していました。
そのお陰で、毎回その選手は、試合のたびに皆から応援されていました。
そんな風に思えた中学生がすごいと思いました。そして同時にユニークの選手も
そんな風になってくれたら、と期待をします。
「試合に勝てた」という裏側には、間接的にチームメイトの協力があってからこそ。
個人競技であるテニスの世界で、そんな風に言えるセンスを持てれば最高じゃないですか? 野球で学べて、テニスで学びにくいのがこの部分です。
その最高を目指して、1つづつ、焦らずじっくりと伝えていきましょう。
以上、冒頭の挨拶をするタイミングを逃した丸谷でした。
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