【大久保】小学校の現場で起きる、学力の低下

こんにちは。
ソフトテニスチームの大久保 幸一です。



IMG_2063ソフトテニスクラスが
少しづつ認知され広がってきました。


活気があります。


二人の保護者から、
「いっぺんにうまくなったように思います。」
「やる気一杯で、楽しみです。」

とのお声を頂戴しました。有り難いことです。


今日は、小学校現場時の学級通信をそのままご紹介します。


■■教師の一番つらい事、それは格差なのです。■■

10月末から、算数・国語の
県学力テスト(実力テスト)が実施されました。


今週から、来週にかけては、
理科・社会の学力テストが行われます。


まず、とても気になることは、
学力の大きな格差です。


ふだんのテストでは、
だいたい平均80点ぐらいでしょう。


これまでの積み上げ(幼児期から今日まで)が
すべて試される学力テストでは、
およそ60点前後になるものです。


ところが、70点台、60点台の子どもが大変少ない。
90点以上の子も多いが、30点以下の子も多いのが現状です。


さらに、気になるのは
「わからん。もうええ。」「こんなどうでもいいわ。」などと声をあげ、


テストの後半には、
答えようとしない子どもたちが増えていることです。


これは、ここ数年の
マラソン大会の様子と一緒です。

先頭グループは、死に物ぐるいです。
中間でがんばる子も多い。


しかし、遅れはじめた子は、
どんどん遅れ、歩き始めます。

 
そして、安全要員として最後尾を歩いて来た教師に、
励まされてようやくゴールするのです。


さらに、何とかしてマラソン大会を
避けようとする子どもたちの急増です。


僕は、そんな子どもたちの姿が、
悲しくてつらくて仕方がありません。


原因は、様々考えられます。
もちろん、教師・学校の責任は大きいにきまっています。


他に考えられることを挙げてみます。


1:日頃の学習の態度や積み重ねの弱さ。そのための準備・心と物の用意。

2:根気強さと、集中力。今何をする時か分かり、きちんとできる。

3:学力の定着には、反復はかかせません。

「またあ~。」「めんどくさあ~。」とすぐ口にする子は、力がつきにくいのです。
加えてまわりの子のやる気をうばうこともあります。
4:学力の定着には、もう一つ欠かせないポイントがあるのです。

それは、自分にとって、難問が面白いと感じる挑戦心なのです。

ほとんど、満点ばかりとれるドリルを繰り返しても、
実はあまり力はつかないのです。

時には、とんでもなく、難しい問題にいどみかかって、
なかなか解けなくてもあきらめない力が必要なのです。

5:テレビやゲームの時間の多さは、
子どもの脳を灰色やブルーに変えてしまいます。

最近 よく耳にするゲーム脳です。

脳が働くなる脳のことです。

本気で勉強したり、体を使って遊んでいる時、
脳は赤やオレンジ色に染まるのです。

6:そして、格差社会の問題が、
子どもたちの世界に影を落としていることも、まちがいのない事実です。

でも、子どもたちは今日も笑顔で登校しています。


子どもたちの前向きな姿勢に
展望を見いだしたいと思います。


大久保幸一著書 41wSran4h4L._SL500_AA300_
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