【佐藤】海外から帰って来た時、変な自信を持って帰っていませんか!?

sato2015from 佐藤


今回の全仏オープンテニスでは
5名の日本人男子選手が本戦を戦っています。


ここで二つに分ける事ができます。


5名のうち3名(錦織・ダニエル・西岡)が中学生から
海外生活の中でテニスを学び

2名(添田・伊藤)が日本国内で
トップジュニアとして活躍していました。

この両者の違いは「年齢」です。

日本で育った選手の2名は20代後半〜30代前半で
海外で育った選手の3名は10代後半〜20歳半ばです。

何故、海外生活中心の選手が
若い時から活躍できるのか?


海外生活が重要なのか?


そのキーポイントが
「受け入れる」ことだと思います。

今、多くのジュニアが 海外遠征を経験しています。


海外遠征では、
20万円以上するのが普通だと思います。


アジア圏であれば、日程的に
1週間〜2週間の価格だと思います。
(コーチの帯同費などを足すともっと高くなります。)


アメリカ・ヨーロッパなどであれば
もっと必要になるはずです。


それでも、 海外遠征は高額だけに
日本では気付かないことを教えてくれます。

それは「文化の違い」です。

僕たちが当たり前に思っている日常の常識が
通用しないことが多々あります。


もし、日本で同じ事があれば
文句を言うだけになるでしょう。


しかし、海外ではその文化に
慣れなければなりません。


「郷に入れば郷に従え」です。


テニスでも同じ事が言えます。


簡単な例を挙げると、、、

スペインはディフェンステニス
アメリカはオフェンステニス
を極めようとしている。

日本はその両方を真似ようとしている。
ただし、極めようとまではしていない。 そんな感じがします。

海外遠征では日常生活でもテニスでも
「違い」を多く感じます。


また、それを受け入れなければ
生きていく(練習する)ことが出来ない状況になります。


その文化やテニススタイルを受け入れることで
新しい自分になれたことに自信が持てるのだと思います。

海外遠征は今までの自分が
常識と思っていたことを捨てることができ

非常識もしくはプライドが邪魔をして受け入れなかった事を
「受け入れる」ことで自分の成長を感じる事が容易になる。

「受け入れる」という心構えを持っていれば
いつでも自分の成長を促進することができるのです。

ただし、何でも受け入れればいいというモノではなく
自分の「志」に近づくために必要な事を受け入れます。


若くして海外生活を始めた3名の選手は
きっと、もともとの「志」が明確であり
「何を受け入れるべきか?」の選択に成功したのでしょう。


また、日本トップジュニアだった2人の活躍が
日本国内にいても世界と戦えるという常識に
変えてくれることに期待しています。


海外遠征の経験は積み重ねなければ活きませんが
海外遠征は高額な費用が必要になることで
継続性が難しくなるのが現状だと思います。


なので、ユニークスタイルでは
それに代わる「合宿」を行っています。

合宿では常に新しいことを取組み
「受け入れる」という経験をしてもらいます。

海外遠征よりは刺激は少ないですが
「継続性」を大切にしています。

今夏のアカデミー合宿は滋賀です。
詳細は随時報告します。

2015年5月25日13:59 | ■ 佐藤コーチ

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