【梅澤 ※過去ブログ】水分補給は水を飲めばいいのではない。

こんにちは。
ユニークスタイルの梅澤です。

まだ7月ではないですが、
本格的な夏の暑さ

を感じさせるよう日々が
増えてきました。

今からこれから暑いと、

この夏はどうなるんやろ?
と心配になりますね。

そこで
最近練習に来るとき、

子どもたちの水筒が
小さいな。
 
と思うことがあります。

子どもたちも
少量ずつ飲んでいたり、

見ているこちらとしては、

流れ出ている汗や運動量、
熱に対して、

その水分量で大丈夫なのか?
と少し心配になります。

コートに来る際、
お子様への水分は少し多めに
持たせてあげてくださいね。
 
また、
タオルや帽子もお忘れなく!
 
この季節は
本当に水分を多く摂取しますが、

練習時は、
極力、スポーツドリンクを
飲んでほしいです。

今回は
時期的や暑さ対策の1つとして、

この水分補給について
ご紹介したいと思います。

水分を取りたくなる
ときというのは、

喉が渇いているときですが、
なぜ喉が渇くのでしょうか?

喉が渇くというのは、
水分が足りていない
というシグナルです。

昔あるスポーツ飲料のCMで
こういうCMがありました。

「体重の2%の水分が減ると、
パフォーマンスが落ちる」

また
体重の1%の水分が減ると
体内では0.3℃の体温上昇が
起こります。

体重の約3%の水分が
失われると、

運動能力や体温調整能力が
低下する。

と一般的には言われています。

水分補給は、
我慢せずにちゃんと摂る。

これはとても大切ですね。

水分を補給するといっても、
水分=水(真水)
ではありません。

体から出ていった汗
=「水+電解質」
を取り戻しましょう。
 
電解質は
体内で神経の伝達や
筋肉の収縮など、

体の中で様々な役割を
果たしてくれます。

水は体の中で
体液として存在します。

大人の体で体重の約60%、
子どもでは約70%が体液です。

体液の中には、
電解質というミネラルが
含まれており、

上記の働きをしてくれます。

ミネラルが不足していると、
筋痙攣が起こりやすくなります。

水分補給の際、
水だけを飲んでいると、
 
体の中の体液が
どんどん薄まります。
 
水だけでは、
体液の回復にはなりません。
 
試合中や練習中に
最初は調子もよく、

気持ちよく
プレーしていたのが、

途中から動きや反応が
悪くなり、

プレーが乱れたり、
痙攣に見舞われたら
どうしますか?

当然ですが、
こうなっては困りますよね?

選手にとって水分補給とは、
飲むことだけが目的ではなく、
 
パフォーマンスを維持する、
落とさないことが目的です。
 
そのためにはやはり、
ミネラルを含んだものを
摂取する必要があります。

さらに、
糖分も含まれていると
より良いです。

適度な塩分と糖分を
含んだ水分の方が、

より体への吸収が良いです。

スポーツドリンクは
こうしたことを踏まえ、

適度な
濃度に調整されています。

ただよくあるのが、

スポーツドリンクは甘いから
水で半分薄めて飲む

ということについてですが、

スポーツドリンクを水で
半分に薄めて飲むことは、
あまりオススメしません。

以前、
日本体育協会主催の
指導者講習会に

参加させていただいた
ことがあります。

そのとき水分補給の
授業があったのですが、

この授業の担当が
大塚製薬さん(ポカリスエット)
でした。

その担当者さんが、

「ポカリスエットを
水で薄めて飲むと、
 
どれほどの効果がある
と思いますか?」
 
という質問を参加している
指導者方に投げかけていました。

そして、

「分かりやすく言うと
皆さんがしんどい時に、
 
薬の点滴を水で半分に
薄めたものを用意されたら
どう思いますか?」
 
と話されていました。

そう言われると、
ちょっと怖いですね。

甘すぎて
どうしても薄める場合、

半分に薄めたら塩を
1つまみ程度入れるなど、

濃度の調整をされると
良いと思います。

水分補給も
大切な健康管理の1つです。
 
この夏の暑さ
と上手に付き合い、

よりテニスが上達できる
よう頑張りましょう!!
2023年6月17日12:00 | ■ 梅沢コーチ

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