from 佐藤
僕はいつでもスタート出来ると思っていますが
ジュニア期(18歳まで)に成果を求めるなら
ターニングポイントが
中学進学時だと思います。
それまでに
どれだけテニスに時間を費やしていたか?で
その後の判断が大きく変わってくる
そんなイメージがあります。
例)
週3回*2時間*3年間=864時間
週1回*1.5時間*3年間=216時間
小学生の間に1,000時間以上を費やしている人は
中学生になってもテニスを続けている可能性が高く
500時間に満たない人は
迷う傾向があると思います。
その要因が「成果を達成していない」場合と
「目標が明確でない」場合があるかなと思います。
能力やセンスがある・なしではなく
ただ単に時間を費やしていないだけかな。
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ある調査の結果、バイオリンの腕前とそれまでに練習に費やしてきた時間の間には明白な関係性が存在することが明らかとなっています。
例えばバイオリンのエリートとして将来を嘱望されているバイオリニストたちの累計練習時間は平均して1万時間以上でしたが、これに対して平凡なレベルと評価されるバイオリニストのグループは平均5000時間の練習しかこなしてきていなかった、とのこと。
また、別の研究ではピアニストにこれまでの練習時間を尋ねており、優秀なピアニストは平均1万時間以上の練習をこなしているのに対し、アマチュアピアニストの平均練習時間はわずか2000時間程度であったことも明らかになっています。
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という話があります。
また、1万時間ルールの寄与度は、チェスのようなゲームに関しては26%、音楽に関しては21%、スポーツに関しては18%、教育に関しては4%、知的専門職に関してはわずか1%に過ぎない、とのこと。これはつまり、1万時間真摯な練習を続けることで必ずエキスパートになれる、というわけではないことを表しています。
この記事が気になる人は、こちらへ
1万時間の法則とは?
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何にしても
ある程度の時間を費やすことで
ある程度の方向性が見えてきます。
いつから本格的に競技テニスを?
と考えているのであれば
まずは1,000時間をいつまでに達成するか?
という基準をイメージしてみれば
いいかなと思います。
小学生の間に1,000時間を考えるのであれば
小学3・4年生の頃にはスタートかな?と思います。
この1,000時間は
イメージしているだけで
根拠はありません。
でも、漠然と習い事をやっていると
昇級できたか、試合に勝てたのか、だけで比べますが
「費やした時間」と「得たモノ」を見返して
費用対効果があったのかどうか?
きっと「得たモノ」には
昇級や結果以外が多くあるはずです。
それに気付かない人も沢山いるので
基準を作るのは大切かなと思います。