ユニークと聞くと、「面白い」「風変り」「独特の」というような意味で使われますが、実はユニークには「唯一の」「特有の」という意味があります。私たちが大事にしたい「ユニーク」とは「唯一の」「特有の」という部分であり、それを「Style」と組み合わせると、「唯一の姿」つまり"個性"ということになります。例えば、同じ指紋の人はいませんし、同じメールアドレスの人もいないでしょう。つまり、一人一人がその人特有の「ユニーク」を持っています。しかし、自分のどこが「ユニーク」なのか分からない人が多いのではないかと思います。
私たちはスポーツを通じて、その人の中のユニークを見つけ、それを発揮できるように指導します。そして、「スポーツマンとして試合に勝つこと」を目指します。
スポーツで勝利するには複雑で困難な条件を克服しなければなりません。簡単に言えば、ルールを守ることです。ルールを破ってしまえば、スポーツではなくなります。「そんなことは綺麗事だ。」とお考えの方がいるなら、スポーツの世界では勇気のない卑怯者と呼ばれるかもしれません。なぜならば、綺麗事を全うするのは、並大抵なことではないからです。
それが難しいからこそスポーツに価値があり、スポーツマンが尊敬される対象になると私たちは考えています。
【スポーツマンとして勝利する】とは、好きなスポーツを「楽しみ」ながら、スポーツマンの心得「スポーツマンシップ」を学び、それを全うし、試合に勝利した時の達成感を感じることです。
●非常識
非常識の積み重ねが、常に新しい常識を作り出している。
●ラフ
世間体に囚われず、形式ばらず、自由な形。
「非常識」というと聞こえが悪いかもしれません。
・常識が欠け社会人として認められない人
・行動・言動がおかしい人
を意味する場合が多いです。
しかし、私たちの生活習慣の中で作り上げられた生活スタイルは、別の国では非常識な行動になっていることもあります。それは日本の歴史が独自な生活習慣を作り上げてきた結果だと思います。歴史を知れば理解できる部分があると思いますが、知らない人から見れば『変』だと感じるのでしょう。
昔の人たちから見た、私たちの生活は非常識の連続ではないでしょうか?
今の私たちから見た、未来の生活にある常識はどうでしょうか?
常識を覆してきた人たちが今の常識を作ってきていると思います。
私たちはこう考えます。
「常識」とは積み重ねられた結果である。
非常識の積み重ねが常識を作り出している。非常識の中に新しい発見があり、大きな変化をもたらす。この積み重ねが常識になることを『進化』と呼ぶのではないでしょうか?もちろん非常識な人が全て良いとは考えていません。
ただし、
・失敗を恐れず行動できる人。
・自分の信念を曲げずに突き進むことができる人。
・自分の間違いに気付いた時に修正できる人。
であれば、非常識な部分を持って、新しい常識を築けるでしょう。
非常識と思われている行動が、将来的には常識になる。スポーツの世界では常に常識と思われてきた理論が覆され、スポーツで使われる道具が進化し、競技力が向上している。
私たち、「UNIQ STYLE」は、進化を求めるスポーツチームです。
UNIQ STYLEとは、「試合に勝つこと」を追求したチームです。
ただし、「スポーツマンとして正しく勝つこと」が条件です。
ユニークスタイルの指導方針はマニュアル化されており、そのマニュアルを定期的に見直すためにも現場コーチが定期的にセミナーや勉強会に参加しながら、最新の情報にアップデートしています。またメインコーチとしてクラスを受け持つためにはある水準以上の研修期間と研修試験を行いコーチングの質の管理に、独自の厳しい基準を設けています。
指導マニュアルは主に「馴化」「安定」「強化」の3つの流れで構成されています。
この「馴化」「安定」「強化」を練習カリキュラムの柱として、目的に合わせた練習メニューを取組んでいます。
「馴化」が中心の「エントリーゼロクラス」「エントリークラス」「チャレンジャークラス」の子供たちには、十分に遊ばせることが多いです。何故なら、まだテニス歴1~2年未満の段階では「興味を深く持ってもらう」ことを優先的に考えているからです。
私たちは「テニスは相手と打ち合いポイントを競い合うのが面白い」と考えています。
なので、ユニーク内でのほとんどの練習は、フォームを覚える・技術を覚えるというのではなく、ボールをコントロールする・相手と打ち合うことを練習しています。
そして、1年を通じてユニーク生みんなにユニーク内大会を数回経験してもらい、中には県大会への出場を促すジュニアも何人かいます。
そうなると次の段階では「技術を身に付ける」というところがキーポイントになってきます。
子供たちが主体性をもって、「自ら学びたい!」という環境を整えることを私たちは「馴化」という過程と考え、導入時に十分に時間をかける必要があると思っています。
技術を身に付けることで本当のテニスの面白さを知ります。
新しい技術が身に付くほど、ボールコントロールが上達し、ミスが減ってラリーが続くようになります。速いボールが打てるようになってエースが狙えたり、ボールに回転が掛けられるようになり角度を狙えたりします。
そうやって新しい技術に取り組んでいくことを、続けていくうちに、少しずつ「理解」が深まってきます。「理解が深まる」ことで技術習得が容易になります。この段階が「安定」の過程となります。
エントリー、チャレンジャークラスでは、基本的には「馴化」の段階がほとんどです。クラスと大会の時期によっては「安定」に入ったりもしますが、「興味を深く持ってもらう」ことにじっくりと時間をかけていきます。
Play+Stay(プレイ&ステイ)とは、国際テニス連盟が考案、推進している子ども向けの指導プログラムです。ボールの弾みやコートの大きさを年齢別に3段階に分け、簡単にプレーできるよう工夫されています。
ユニークスタイルでは、独自の指導マニュアルに合わせて、3種類のボールを使いわけ、始めたその日から簡単なラリーが出来るように指導し、半年で試合ができるような練習プログラムを用意しています。
「何の目的でこの練習なの?」
「コーチの考えていることがわからない。」
という疑問にお応えするためにも、指導マニュアルを公開して相互理解のもと、指導を進めていきたいと考えております。