試合帰りの車中で今日の試合を振り返り、
話を聞くつもりが、いつの間にか説教になってしまった。
そんな経験はありませんか?
・子供が何を考えてプレーしたのか?
・どうしてあの場面であんなプレーをしたのか?
子供の意見を聞き、話をしながらコミュニケーションをとり、
少しでも今日の経験を大切にしてほしい気持ちだったのに…。
ついつい、自分の意見を押し付けてしまったことはありませんか?
そのことが原因で子供がテニスの話をしたがらなくなり、
「試合を観てほしくない」と言い出したりします。
そして、ホームコーチはお子さんとテニスの話をしないように注意を促し、
練習の見学も控えてもらうように言うでしょう。
もし、このような状況になっているのであれば、
解決策は「聞き上手」になることです。
「いいたいことがあったら、何でも言ってこいよ。オレは話を聞くのが好きだから」
「困ったことがあるなら何でも話しなさい。」
では、ダメです。
待っているだけでは相手からの発信は期待できません。
「聞き上手」な人は、自分から近づき、声をかけ、
世間話をして、話が言いやすい雰囲気作りをします。
そして、大切なのは「聞き方」です。
・話し手を見て
・笑顔になる
・うなずきながら聞く
話し手からしたら、話しやすくなりませんか?
「話を聞く」テクニックが
子供の成長の手助けになるのかもしれません。
よくある悪いパターンとしてあるのが、相手が話す気になり、話し始めたとたん
腕組みをして、むずかしい顔つきになる。
年配者や立場が上の人に多い傾向です。
自分ではそんなつもりでなくても、
・偉そうな
・威張った
・上から目線
などの感じを話し手に与え、
話す気になった気持ちをくじいてしまいます。
不安になったり、反発したり、
話づらい雰囲気になり、もたついてしまいます。
話し手がもたついて、内容がまとまらないようになったら
自分の聞き方に問題があったのかもしれないと振り返りましょう。
コーチを見極める時も同じです。
指導する側の人が話したがり屋であれば、
自分の考えを押し付ける指導をする場合が多いです。
優秀なコーチの多くが「聞き上手」です。
なぜなら、コーチングのテクニックの一つだからです。
「聞き上手」なコーチは選手とのコミュニケーションがうまく、
その選手にあったアドバイスを考えてくれるでしょう。
子供が通うテニスクラブを選ぶ時、料金や施設を見るだけでなく、
「聞き上手」なコーチを探すのもいいでしょう。