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	週刊文ちゅん編集長 丸谷
	
	今日は黒田コーチの
	「不人気説の実態」に迫ります。
	
	■丸谷:
	なぁ、なぁ
	そうごのクラスって
	なんであんなにシーンとしてるん?(笑)
	
	◆黒田:
	っていうか、これどんな企画なんですか(笑)
	シーンとしてる、っていうか
	たまに子供たちがサーっと引くんです。
	僕、相手が子供であっても
	練習をまじめに一生懸命やってないと
	腹立つんですよね。
	自分が選手で厳しい環境でやってきたので、
	選手として自分でテニスを選んで
	おきながら、そこに打ち込まない子
	がいると、厳しい言葉を使ってしまうのです。
	特にエントリー強化、チャレンジャー強化
	以上は、選手として見ているので、
	コーチが
	「盛り上げて頑張れる雰囲気を作ってあげる」
	ということが苦手です。
	苦手というか、まだその必要性が整理できていないのです。
	自分で強化を選んできたのであれば、
	一生懸命やるべきだ、と思って接してしまうんですよね。
	求めすぎるんですかね?
	どう思いますか?
	
	■丸谷: 
	ええんちゃう。
	それはそうごの色であり個性やから。
	そもそも俺たちの仕事は生徒に気に入れられることじゃなく
	子供の成長に本気で関わること。
	俺はエンジョイ志向で自分に優しいから、
	そうごのクラスいかへんけど(笑)
	
	◆黒田:
	ストイックすぎるんですかね?
	
	■丸谷:
	中学からテニス始めてプロなったやつやからな(笑)
	でもそんなコーチいるのも
	ユニークらしいやん。
	優しく、楽しませてくれるだけがコーチじゃないし
	厳しく、無口で、ストイックに
	ただ練習に打ち込むコーチがいてもいい。
	俺も育成コーチやってた頃は、選手たち、よく泣いてたもんな。    
	怖すぎて(笑)
	
	◆黒田:
	熱入れたら、そうなりますよね。
	僕、この前プライベートレッスンでも、
	ギリギリのボールを追わなかったジュニアがいて
	本気で腹立ちましたもん。
	でも強い言葉を使わないようにしたら、
	黙るしかなく、黙りながら何度もギリギリのコースに
	ボールを送り、無言の追い込みをかけました(笑)
	
	■丸谷:
	それ、怖すぎるやろ(笑)
	
	◆黒田:
	テニスは楽しいだけじゃないんです。
	本気で目指す、ということは
	厳しくも冷酷でもあります。
	それに本気でやれば、夢を与えてくれますが
	夢を奪われるのも競技の世界です。
	僕はその厳しさも伝えたい上で
	乗り越える精神的な強さも感じてほしい。
	    
	梅澤コーチみたいに、楽しく雰囲気を作ってやる
	練習もいいな、とも思いますが、僕がユニークに
	求められていることは、僕の経験をフィードバックすること。
	それが僕のユニーク立ち位置だと思っています。
	
	■丸谷:
	マジメか(笑)
	マジメのわりに
	ちょんまげって、おもろいな(笑)
	
	◆黒田:
	そうですね(笑)
	じゃあ、ちょんまげ今度切ってみます(笑)
	
	■丸谷:
	切っても練習怖いから、いかへんけどな(笑)
	
	・・
	
	続く
	 
