
そこで、県ジュニアに向けて
伝えてきたことがあります。
「ベストを尽くす」
でも、「ベストを尽くす」って
どんなこと?と聞いてもチンプンカンプンです。
そこで僕なりの解釈を
みんなに伝えてきました。
「ベストを尽くす」と、どうなるか?
何人かに聞くと、
良いプレーができる、試合に勝つという答えが多かった。
しかし、そう考えるから
「ベストが尽くせない」と伝えました。
良いプレーをしようとして
変に力んでプレーが乱れたり
試合に勝つことばかり考えると
思った通りの展開にならない時にイライラする。
そういったプレーを
何度も観てきました。
「ベストを尽くす」とは
「いつも通りのことをやり切る」
これが僕の考えだと伝えてきました。
そして、その「いつも通り」とは何か?を
もう一度聞いてみると、これもまたチンプンカンプンでした。
何故なら、「いつも通り」が漠然としていて
ハッキリとした答えが出てこないのです。
要するに、「ベストを尽くす」とは
「いつも通り」のことを具体的にすることなのです。
サービスを思い切って打つ
⇒ファーストサービスの確率を上げることを意識して、相手のバックサイドを狙う。
フォアで攻める
⇒ポジションをアドサイド寄りにして、まわり込みのフォアを打てるように準備する。
レシーブミスを減らす
⇒ポジションを少し下がって、センターに返すことを心掛ける。
この内容は人それぞれ違うと思いますが
練習でやっている内容を具体的にすることを
不十分のままのに試合する場合が多いのです。
そのままの状態で「ベストを尽くせ」と言っても
無責任なアドバイスになってしまいます。
具体的にすることで、競っている時や相手とゲーム差があっても
諦めることなくプレーできるはずです。
そうしたプレーを観ることができたら
サポートしている親御さんも勝ち負けに文句を言わないでしょう。
みんなのベストプレーを楽しみにしています。