奈良県の取組状況については、、
国の方針を受け、令和5年度から令和7年度末までを改革集中期間とし、「中学校において令和8年度から休日における教員の指導による学校部活動を廃止する」と方向性を定めて、取組を進めているところ。
と奈良県ホームページに記載されています。
現在、大和高田市でも
「やまとたかだ地域クラブ」という形で
活動が始まっています。
他の地域の情報も
奈良県ホームページに載っています。
そこで、、、僕の考察です。
きっと、令和8年は教員の休日指導の廃止だが、今後は教員の平日指導も減るもしくは廃止になるのでは?
気になる点が3つあります。
①教員による指導の廃止
「教員の過重労働」が原因だと言われていますが、教員になる目標が「部活動の指導すること」の人も多いのでは?学校教育の一環として部活動があり、部活動での経験が人格形成に大きな影響があったと考えています。そういった先生たちのモチベーションは大丈夫なのか?
また、外部指導員経験がある僕の意見は、、、
教員よる指導から外部指導員に変更になるそうですが、学校の生活、学力など、普段の学校生活を見ている教員が指導することで「学校生活⇔部活動」の相互関係が両立することで人格形成に大きな意味があり、外部指導員はスキル、フィジカル、メンタルなどの補助をすることで、部活動の成果を高めることが仕事だと考えてやっていました。
奈良県HPには「勤務時間の短縮や業務負担の軽減につながり、その時間を本来の学校教育に充てることが出来ます」と記載されていますが、この「本来の学校教育」に「部活動」は含まれてなかったのか?と気になりました。
②活動回数
活動回数は減る可能性が高いと思います。その活動にどういった意味を持たせるのか?が気になるところです。
極端な例になりますが、過去の部活動では毎日日が暮れるまで、土日も朝から夕方まで、お盆と年末年始だけ休み、っていう部活動もあり、その過程では苦しさ、挫折、人間関係の揉め事などがありながら、結果を得られたことで成功体験、優越感、自信を手にすることができたと思います。その経験が中学部活動でできなくなるのが残念に思います。
③活動費
これは保護者感覚だと思いますが、テニススクールからソフトテニス部に移行する子の理由の一つに「お金」もあると思います。週1回のレッスンに月額数千円を支払うより、毎日テニスができて活動費があったとしても少額なのが家計を助ける部分でもあると思います。
外部指導員になることで指導料として月謝が必要になったり、活動場所が学校以外になり移動費も必要になる可能性もあります。その費用や移動の送り迎えの手間など考えると、先生の負担が減っても、保護者の負担が増えるのはいいのか?と気になります。
現状の僕の見解としては、、
今のところ、保護者が経験しただろう部活動、今までの部活動のイメージ(ほのぼのとした部活、熱心な部活、仲間や先輩後輩の関係性)とは大きく変わる可能性がある。正直、どうなるかわからない。
今まで、小学生までは「習い事」、中学生になったら「部活動」と考えていた保護者も多かったと思います。その部活動のメリットだった、学校が面倒を見てくれる安心感、経済的な負担が減るなどは変わっていくと思います。
なので、来年度から中学進学する人は、現状の習い事を継続しながら様子を見た方がいいのでは?と考えています。
ユニークスタイルとしては、、、
チャレンジャークラスの現小学6年生に「強化クラス」へ声掛けを行っています。この強化クラスを部活動の代わりとすることを提案しています。