最近、ジュニア選手のSNS投稿をよく見ます。
試合結果、練習動画、大会報告、スポンサー募集…。
時代だなぁと思います。
昔は、頑張っていても
見てもらえる範囲は限られていました。
でも今は、
自分で発信できる時代です。
応援してもらえる。
活動を知ってもらえる。
繋がりができる。
そういう意味では、
SNSには大きな可能性があります。
だから、クラブが活動を発信すること。
保護者が子どもを応援する投稿をすること。
そこに関しては、
僕は自然なことだと思っています。
ただ、、、最近少し気になるのが、
“ジュニア選手自身がスポンサーを募るような発信”です。
もちろん、本人の意思なのか、
保護者の考えなのか、指導者の考えなのか、
外からはわかりません。
ただ、僕はそこには慎重であった方がいい
と思っています。
なぜなら、SNSは便利な反面、
リスクも大きいからです。
顔、名前、戦績、活動場所。
ジュニア選手が発信している情報は
想像以上に多いです。
しかも、一度ネットに出た情報は、
完全には消えません。
応援してくれる人もいます。
でも、世の中には残念ながら、悪意を持った人もいます。
誹謗中傷、過度な比較、心ないコメント。
まだ成長途中の子どもが、
そういう世界に早くから晒され過ぎることに、
僕は少し怖さを感じます。
特に、「発信すること」
そのものが目的になってしまうこと。
これは危険だと思っています。
本来、ジュニア期に大切なのは、
“投稿”ではなく、“成長”だからです。
フォロワー数より、毎日の積み重ね。
見られることより、
ちゃんと努力できること。
スポンサーより、
まず応援されるような人に成長すること。
僕は、そこが土台だと思っています。
もちろん、将来的にスポンサーが必要になる選手はいます。
全国トップレベルで活動し、海外遠征も増え、
競技費用が大きくなっていく。
家庭やクラブだけでは
支えきれなくなるレベル。
そういう段階になれば、
支援を受けながら活動することは、
自然な流れだと思います。
でも、それは、
「競技として本格化してから」
だと僕は考えています。
少なくとも、ジュニア期の早い段階から、
「スポンサー募集しています!」
という発信を前面に出すことには、
慎重であったほうがいいと思います。
なぜなら、スポンサーを募るということは、
「結果」「価値」「注目」を求められる世界に
入ることでもあるからです。
ジュニア時代は、失敗しながら、
地味に積み上げる時期です。
そこで、外からの評価を気にし過ぎる環境になると、
“育成”より“消耗”に変わってしまうこともあります。
だからこそ、大人が冷静でいないといけない。
その発信は、本当に子どものためなのか?
子どもを守れているのか?
大人の承認欲求や競争に、
巻き込み過ぎていないか?
一度立ち止まって考えることも、
必要だと思っています。
これからの時代、
発信力は必要だと思います。
SNSを使うこと自体を
否定したいわけではありません。
でも、「発信する自由」と
「自分を守ること」「子どもを守る責任」はセットです。
便利な時代だからこそ、
大人の役割は大きい。
ユニークスタイルとしても、
子どもや親の挑戦は応援します。
でも同時に、“守るべき年齢”であることも、
忘れてはいけないと思っています。