カロリー王子こと、ユニークスタイルの丸谷です。

優勝候補のスペイン代表を10で破りました。
大金星。
国内外のサポーターは歓喜に包まれた。
サッカーの母国を驚かせた。
など、賞賛の声がニュースで飛びかっています。
こういうニュースを聞くと、日本人として、ちょっと誇らしい気分になれたり、
とても嬉しい気持ちになります。
実はこの大金星。
先日行われた闘魂でもありました。
U10シングルスに欠員が出た人数を埋めるために、急遽
チャレンジャークラスの子供に声をかけて出てもらいました。
その2人は5月からテニスを始めたばかり。
もちろん試合もはじえて6ゲームも始めてということもあり
試合の前日にチェンジコートの方法を教えたりしました。
しかし、試合が始まると、勝っていくのです。
みよう、見まねで試合を進めて、気がつけば決勝1位トーナメントに進出。
準決勝まで進出したのです。
野球を長く続けてきた彼は「構えること」を知りません。
というより、まだ佐藤コーチから「構え」どころか、細かい打ち方を習っていません。
ただ2ヶ月半の間、ラリーとポイント練習を繰り返してきました。 本人はテニスにのめり込み、週に1度のテニスからはじめて
回数をどんどん増やして、レッスンがない時間もお母さんと練習をするようになりました。
本人に「努力したか?」ときくと、きっと「してない」と答えると思います。
ただ、「楽しいからたくさんテニスをしただけ」きっとそんな感じだと思います。
これがもし、最初から「テイクバックが・・」「グリップは・・」とガミガミ言って
球出しのドリルでフォームが作れるまでラリーをやらない、という方針だと
ここまでテニスを好きになれたかどうかは、わかりません。
誰でもゲームが大好きです。
大人ですら、仲間内で集まれば、すぐに試合を始めます。
試合に負けて、悔しい思いをして、「サービスを練習しないと」と意気込んでも
2~3日すれば、ケロッと忘れて、また仲間内でゲームばかりを行います。
大人ですら「ゲームが大好き」です。
だったら子供はもっと「ゲームが好き」だと思います。
だからテニスを始めた子供には「テニスの醍醐味」を体感させたげたいと思います。
僕たちはそれは「ゲーム性」だと思っています。 今日は高田市の子供テニス教室でした。
今日は暑かったし、人数も少なかったので、1時間ゲーム形式とラリーをしました。
うまく打つことはできませんが、それでもなんだか楽しそうです。
そんな楽しそうな姿を見ていると、こちらも頬がゆるみます。
楽しむこと。
体育的な視点ではなく、まずはスポーツを楽しめるセンスを養うこと。
これも練習によって養われると思います。

