先日、決勝戦まで進んだ選手がいました。
試合後、話を聞くと、、、
空いた時間にレッスンを手伝って
徳を積んでるんで、ドロー運が良かった。
なるほど。
確かに最近よく手伝ってくれている。
それで決勝まで行けるなら・・・
これからもずっと手伝ってください。
よろしく!!
そんな冗談を言いながら聞いていましたが
実はこの「徳を積む」という考え方
意外と大事なことを言っているなと思いました。
そもそも徳を積むって何?
徳を積むとは、簡単に言えば
良い行いを積み重ねること。
困っている人を手伝う。
挨拶をする。
感謝を伝える。
誰かのために動く。
そんな行動の積み重ねです。
テニスで言えば、
・ボール拾いを率先してやる
・コート整備をする
・仲間を応援する
・後輩の面倒を見る
・空いた時間にレッスンを手伝う
こんなことも立派な徳積みだと思います。
じゃあ本当にドロー運は良くなるの?
正直に言います。
たぶん良くなりません!!
ドローは抽選です。
神様が
「最近よくボール拾いしてるから
シード選手は反対ブロックにしてあげよう」
なんてことはないと思います。
でも、徳を積むことで
良くなるものがあります。
それは、自分の心の状態です。
人は小さな不安から崩れます。
試合を見ていると、
技術不足で負ける前に、
不安で負けてしまう選手がいます。
「今日勝てるかな」
「相手強そうだな」
「ミスしたらどうしよう」
そんな小さな不安が頭に浮かぶと、、、
足が動かなくなる。
腕が振れなくなる。
いつものプレーができなくなる。
テニスではよくあることです。
徳を積むと何が変わるのかというと
徳を積むという行動には、
実は技術以上の価値があります。
それは、
「自分はちゃんとやるべきことをやっている」
という感覚を作ってくれることです。
練習を頑張った。
仲間を手伝った。
コート整備もした。
応援もした。
そうすると試合前に、
「俺はやることをやってきた」と思える。
この感覚が、不安を小さくしてくれます。
徳積みの正体は
「自信貯金」です。
僕は徳を積むというのは、
神様へのポイントカードではなく、
自分への「自信貯金」だと思っています。
誰も見ていないところで
良い行動を積み重ねる。
その積み重ねが、
大事な場面で自分を支えてくれる。
だから結果として
実力を発揮しやすくなる。
結局、決勝まで進んだ理由は?
もちろん、レッスンを手伝ったから
決勝まで行けたわけではありません。
決勝まで進めたのは
普段から練習してきたから。
努力してきたから。
実力があったから。
でも、その実力を試合で発揮するためには、
最後に心の安定が必要です。
その心の安定を作る一つの方法が、
僕は「徳を積む」という行動だと思っています。
だからみんなも、
ドロー運を良くしたいなら徳を積みましょう。
まずはボール拾いから。
そして、レッスンのお手伝いも大歓迎です。
だって、決勝まで行けるらしい・・・。