【佐藤】習い事は「できること」だけをする場所じゃない。

from 佐藤


習い事って
何のためにするんでしょうか?


テニスが上手くなるため。
試合に勝てるようになるため。


もちろん、それも大切です。


でも、僕はそれだけではないと思っています。


習い事は、「できないことをできるようにする」過程で
さまざまなことを学ぶ場所でもあると考えています。


上手くいかなくても
どうすればできるようになるのかを考える。


何度も挑戦する。仲間と協力する。


そうした経験を通じて
忍耐力、協調性、発想力などが身についていきます。


それはテニスだけでなく
勉強や仕事、これからの人生にも役立つ力です。


昔の指導と今の指導


一昔前の指導は
こんな考え方が中心だったと思います。


【昔の指導】

厳しさを重視する
できなくても、やらなければいけない
指示されたことを、そのままやる
理由よりも、まず行動することを求める
指導者が主導し、子どもはそれに従う


では、今の指導者に必要なことは何でしょうか?


【今の指導】

なぜ、できるようになる必要があるのかを伝える
できるようになるための手順を説明する
子ども自身が考え、工夫する機会を作る
小さな成長を認め、できるようになるまで支える
指導者が導きながら、子どもが自分で考えて行動できるようにする


もちろん、厳しさやルールを守ることは今でも大切です。


ただ、言われたからやるのではなく
なぜ必要なのかを理解し、自分から行動できるようになること。


そこを目指すのが
今の指導者に必要な役割だと思っています。


「楽しい」の意味


苦手なことや面倒なことを避け
できることだけを続けていれば
楽しく過ごせるかもしれません。


でも、それでは成長する機会も少なくなります。


練習の準備や片付け
時間を守ること、仲間と協力すること。


好きなことだけでなく
必要なことにも向き合えるようになる。


それも習い事で学んでほしいことです。


もちろん、嫌がることを
無理にやらせれば成長するわけではありません。


大切なのは、なぜ取り組む必要があるのかを伝え
できるようになるまで支えることです。


今までできなかったことができるようになる。
苦手なことに挑戦して、少し成長できる。
言われる前に、自分から行動できるようになる。

そんな瞬間にも、楽しさや喜びがあるはずです。


「できなかった自分ができるようになっている」
その実感が次の挑戦につながっていくのだと思います。


その環境で子どもは成長する


子どもが変わるには
時間がかかります。


最初は言われてからやっていたことも
繰り返すうちに自分からできるようになる。


面倒だと思っていたことに率先して取り組んだり
上手くいかないときに自分なりの方法を考えたり


そんな変化が生まれることも
習い事の大切な価値です。


できないことを避けられる環境でもなく
無理にやらされる環境でもない。


できないことに挑戦するのが当たり前で
できるようになる喜びを感じられる環境。


そんな環境があれば
子どもたちはテニスの技術だけでなく
人としても成長していけるはずです。


習い事で学んだことが
その先の人生でも役に立つ。


僕はそんな習い事にしていきたいと思っています。

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