【ステップアップ】ルールを大切にしている理由

ユニークスタイルの
強化クラスやアカデミークラスでは
ルールや規律が少し厳しくなります。


「たかが習い事」と思われるかもしれません。
しかし、僕は「されど習い事」だと考えています。


テニスを始めたばかりの頃は
「楽しい」「体を動かしたい」「友達と一緒に頑張りたい」
という気持ちで十分です。


ですが、強化クラスやアカデミークラスになると
少し意味合いが変わります。


そこは単にテニスを楽しむ場所ではなく
目標や成果を達成するために努力する場所
になります。


試合で勝ちたい。
関西大会や全国大会を目指したい。


目標が高くなればなるほど
必要になるのは才能だけではありません。


日々の積み重ねや継続する力
そして自分を律する力です。


その土台となるのが
ルールや規律だと考えています。


なぜなら、ルールや規律は
子どもたちを縛るためのものではなく


目標達成に必要な考え方や
行動習慣を身につけるためのものだからです。


「自由」と「ルール」
子どもの成長に必要なのはどっち?


最近、「多様性」や「個性を大切にする」
という言葉をよく耳にします。


一昔前は
みんなが同じルールの中で行動し
そのルールを守ることが重視されていました。


しかし今は、
「人それぞれ事情が違う」
「ケースバイケースで考えよう」
という考え方が広がっています。


僕はこの変化自体は
とても良いことだと思っています。


ただ、その一方で
忘れてはいけないことがあります。


それは、
自由が増えるほど、自己責任も大きくなる
ということです。


ルールには
窮屈なイメージがありますが


ルールがあることで
チームの方向性は明確になります。


何を大切にするのか。
何を目指すのか。


みんなが同じ方向を向きやすくなります。


また、規律があることで
チームビルドもスムーズになります。


もちろん、そのルールに馴染めない人もいます。
だからといってルールが悪いわけではありません。
ルールにはメリットもデメリットもあるのです。


「練習参加自由」の部活動を想像してみる


例えば、部活動で
「練習への参加は自由です」
となったらどうでしょうか。


最初は良さそうに聞こえます。


しかし実際には、
「今日は面倒だから休もう」
「友達と遊びたいから休もう」
という人も出てきます。


本来であれば、
「どうしたら練習に参加できるだろう」
「予定を調整できないかな」
と考えていたかもしれません。


ところが自由になると
その工夫をしなくなることがあります。


そして一人が休めば
参加した人の練習相手が減ります。


自分では大きな問題ではないと思っていても
その影響は周りにも広がっていきます。


一人ひとりが少しずつ違う方向へ進むことで
結果としてチーム全体がまとまりにくくなることもあります。


「休んではいけない」環境から学べることは?


今度は逆を考えてみます。


「練習は原則参加。簡単には休めない」
というルールだったらどうでしょう。


正直、窮屈です。
慣れるまでは大変です。
遊びたい日もあるでしょう。
面倒だと思う日もあるでしょう。


でも、その環境の中では自然と
・空いている時間をどう使うか
・どうやって予定を組むか
・何を優先するか
を考えるようになります。


限られた時間の中で
工夫する力が身につくのです。


「できない理由」ではなく
「どうすればできるか」を
考える習慣も身に付いてきます。


もちろん、子ども一人では難しいこともあります。
だからこそ保護者の協力も必要になります。


大人の自由と子どもの自由は違う


最近はフレックスタイムやリモートワークなど
働き方も大きく変わりました。


自由な働き方をしている大人も増えています。


しかし僕は、これは
「自分を律することができる大人だから成り立つ仕組み」
だと思っています。


自由だからといって
好き勝手に働いているわけではありません。


成果を出す責任を自分で負っているからこそ
成立しているのです。


子どもに本当に必要なもの


子どもはまだ成長の途中です。
大人のように自分をコントロールする力も発展途上です。


だから、
「大人は自由だから子どもも自由でいい」
とは必ずしもなりません。


子どもはまだ成長の途中です。


自分をコントロールする力も
優先順位を考える力も発展途上です。


だからこそ、ルールや規律の中で
学ぶ経験が必要な時期があるのです。


自由とルールのバランス


時代の変化に合わせて
柔軟に考えることはとても大切なことです。


しかし、その柔軟さの中でも
忘れてはいけないことがあります。


自由には責任が伴うこと。


そして、責任を負えるようになるために
子どもの頃にルールや規律から学ぶべきことがあること。


強化やアカデミーで大切にしているルールや規律は
子どもたちを縛るためのものではありません。


目標に向かって努力する力を身につけるため。
自分自身をコントロールできる人になるため。


「自分を律する」ことって大人でも難しいけど
そうなってほしいと思って指導しています。

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