from 佐藤
U1グランプリで気を付けてほしいのが
感情的に叱ることです。
それよりも支えてあげてほしいです。
初めての試合で緊張してたり
試合に負けた後は
誰でも感情が不安定になります。
試合に負けた後、落ち込んだり
試合中の態度が悪かった時
待機中のワガママな行動
など
色々と言いたいことがあると思いますが
叱るのをちょっとだけ我慢してください。
そうすると冷静に話すことができ
子どもも話をしっかり聞いてくるはずです。
そこで、僕がアドバイスを伝える時に
大切にしていることをまとめてみました。
①伝える内容
②伝えるタイミング
③伝える雰囲気
これをまとめて
「伝え方」と考えています。
①伝える内容
相手に合わせた内容にしたり
相手にわかる言葉を選んだり
結論⇒理由⇒補足
問題⇒理由⇒結論
質問⇒相手の答え⇒自分の結論
目標⇒現状⇒解決策
など
どんな順序で話をするのが
一番効果的なのかを考えます。
②伝えるタイミング
相手に一番響く時に
伝えることが効果的になります。
そのタイミングを計るために観察して
相手が聞く耳を持つタイミングに
話すことが大切です。
先日、子ども達が練習前に
ウォーミングアップをしないで
時間ギリギリまで水遊びしていました。
遊んでいることに気付いていましたが
僕の判断はその時は放置して
練習時間になってから
ウォーミングアップはやったのか?
ウォーミングアップ後は何をすればいいのか?
質問しながら
水遊びが正しい判断だったかを確認して
どうすればいいのかを厳しく伝えました。
褒める時、叱る時、励ます時
アドバイスや提案を伝える時
決定事項を説明する時
など
話す内容によって
伝えるタイミングを変えることも
大切になります。
③伝える雰囲気
ほめる、励ます、共感する、問いかける、相談する
説明する、ユーモアを混ぜる、諭す、叱るなど
その際、気をつけることは
相手の状態を整えること
話す場所を選ぶこと
表情・声のトーンを合わせること
など
なので、人に何かを伝える時には
「演技」が必要になってきます。
僕の場合、
怒っていなくても怒ったフリをしたり
感情を抑えて冷静に話をしたり
過剰に褒めてみたり
この伝え方で受け止め方が変わり
成果にも影響すると考えています。
これはコーチという
仕事だから必要というわけではなく
人間関係、学校生活、仕事でも
生きていく上で必要なスキルだと思うので
子ども達も「伝え方」を学ぶことが
必要だと考えています。
今度のU1グランプリでも
子ども達に結果報告をしてもらっています。
何番コートで誰と誰が対戦して
何対何で誰が勝ったのか
を報告することから練習しています。
こうした些細なことから
「伝え方」を学んでもらえればいいなと
考えて指導しています。