【佐藤】どうして「早くボールを拾え!!」と言うのか?

from 佐藤


「早くボールを拾え!!」


テニスコートで
僕が何度も口にするこの言葉。


なぜ、そこまで口うるさく言うのか?って
考えたことはありますか?


理由はいたってシンプルです。
「ボールを1球でも多く打たせたいから」です。


強化・アカデミーでは
「1時間で500球打つこと」を
一つの目標に掲げて取り組んでいます。


例えば、1面5人で練習して
1カゴ100球を2カゴ打つとして
10分で1人40球打つペースだとします。


ここでボール拾いをダラダラやってしまうと
1時間で4セット(約40分)しか練習できず
打てるのはたったの160球程度です。


でも、全員がボール拾いの意識を変えて素早く動けば
同じ1時間でも5セット分練習ができるようになり
200球に増えます。


これだけで40球の差がつきます。


でも、目標の「500球」には
まだまだ程遠いです。


この500球という数字に近づくためには
ただ走るだけじゃなくコート上での工夫が必要になります。


1面あたりの人数を減らす(5人 ⇒3人など)
ボールを打つテンポを上げる
ボール拾い「だけ」にかかる時間を極限まで減らす


ここまで徹底して
初めて目標の数字が見えてくるんです。


「質」を求めるのは
「量」をやりきった先にあります。


「練習は量より質じゃないの?」と
思う方もいるかもしれません。


ですが、ユニークスタイルでは
「まず量を徹底的にこなすこと」を優先しています。


素早くボールを拾い
テンポよく打ち続ける。


これができるようになると自然と運動量が増え
打つ回数に比例して手応えやスキルが身につき
集中力もグッと上がっていきます。


そして、打つ回数を
限界まで増やせるレベルになって初めて


ミスを減らす
狙ったところへコントロールする
球威を上げる


といった「質の向上」が
求められるステージに入ります。


土台となる「量」がないまま「質」だけを求めても
本当の強さには繋がりません。


結局のところ
ボール拾いも練習の一部なんです。


ボール拾いで
フットワークやスタミナが
向上するわけではありませんが


素早く拾く工夫をすることや
みんなで協力しながら拾うことで
それ自体が立派なトレーニングになります。


あと、忘れてはいけないことが
「ボールがあるからこそ、練習ができる」ということです。


ボールをただ転がっている黄色い球ではなく
自分が強くなるための大切な相棒だと思ってください。

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