●奈良県のジュニアには耳をふさぎたくなるお話しかもしれません。
2012年11月6日
明日からブログをちょっとお休みするので、その前にたまには真面目なことを書こうと
思っている「鼻息フンフン」言わしているユニークスタイルの丸谷です。
テニスプレイヤーもビジネスマンも仕事やプレイを「戦いや」「闘い」にたとえると、
自分のスキルを成熟させながら3つの段階の闘いに直面します。
それは自分、相手、数字という区分けが出来ると考えています。 例えば学校を卒業し、社会に出たらまずは仕事を覚える、という段階に入ります。
とにかく早く仕事を覚て、仕事を任せてもらえるようになることを目指す
段階はまだ「自分との闘い」である場合が多くあります。
半人前、一人前になれば、それまで教えられたこと、経験した事を元に成果をあげようとすると
相手を納得させたり、信頼を勝ち取ったり、仲間内の評価を気にしたりと
「相手のある闘い」の段階に入ります。
そして営業成績でもトップを取れるような実力をつけたり、職場の中でも欠かせない存在に
なってきりすると次は「プライド」や「結果を出して当たり前」という段階に入り
最終段階である「数字と闘う」ことになります。
試合が終わったばかりなので、今日は子供たちの顔を見に、コートにいきました。
「どんな姿勢で練習に挑もうとしているのか?」
それを見ようと思いました。
すると、「良かった事」と「悪かった事」の2つの発見がありました。
まずは良かった事。
良かった事は、皆が前向きで練習に取り組んでいたこと。
特に「予想通りではなかった人」を注意深く見ていましたが
自分なりに「変わろう」としている姿を感じ取れていました。 またそういった「変わろうとしている姿」に対して、自然に周囲も静観しながら
一緒に頑張ろうとしている光景がありました。
1つのこのチームとしての成熟度があがってきているということに
まず素晴らしいな、と思いました。
そして次は「悪いほう」です。
悪いというよりも、やっぱり「まだそこか~っと」思ったことです。
実はアカデミー生であっても、先程の3つ段階でいうとまだファーストステップの
「自分との闘い」のレベルなのです。
新入社員が「俺、次の下半期で営業成績トップになりますよ」といっても
「おいおい、それよりも先にルート営業の順序を覚えろよ」という段階。
ほとんどの子が「vs自分」の段階です。
例えば、一生懸命髪の毛を振りみだして頑張るのが恥ずかしい・・とか
皆と違い一人だけ走り回って、大声出して、というのに抵抗がある・・とか
負けず嫌いを演じているけれども実は「自分の中で限界値」をはっきりときめている・・とか
親の目を気にしながらプレイをして、親が基準でテニスを
していることに違和感を感じながらも脱出できない子・・とか
皆、色んな「殻」を破れず自分の中で闘っています。 それを決定づけたのが、ある練習方法です。
この時期にダブルスの2vs2のペアボレーの練習をやっていました。
その練習の意図はきっと、
めまぐるしく展開が変わるダブルスにおいて「心にスキを作らさない状況に実を置く」
という意味だろう、と思って練習に交じっていましたが、練習後の話しをきいてドンピシャでした。
・・・(あまりのドンピシャに僕も随分佐藤コーチに近づいてきたな、と思いました)
これはある意味、佐藤コーチがあまりしない「外的要因によってそうさせる練習」であり
試合の直後にこの練習をやっているということは・・・そう、そういう事です。
感情の起伏がおこりやすい試合後においても「緊張感や集中力」を外的要因によって
作り出されねばならないレベルであることの証明だと思います。 もちろん春に比べ随分「選手っぽく」なってきました。
テクニックも少しづつついて来て、意識も変わってきました。
ただまだ「数字と対峙」できる段階でもないし、相手と「闘える」段階でもなく
まだまだ「自分の殻」の中でみんな動いているんだな、と思いました。
これは
「ウチの娘や息子、シッカリせい!」という話しではなく・・
まだまだ伸び白があるというよりも、「伸び白ばかり」のスタートの段階だということです。 奈良県の選手はボールを打つ回数も、試合をする環境も少なくそういった
「選手としての心構えや姿勢」を学ぶ機会も少なかったことだと思います。
ただ「テニス好きの子供が大きくなって試合に出ている」という状況でしょう。
ある程度は奈良で勝ち、関西に出場し1Rか2Rを勝ち、その中でも
・身体能力の非常に高い選手
・コーチがとびきり手塩にかけた選手
・親がテニス経験があり、子供に一生懸命投資ができる親子
は、全国もウロウロすることが出来るでしょう。
(この半年間、奈良県を見てきて、きっとこの3つのパターンしか今まではなかったのだと思います)
でもそれ以上の「選手としてやる覚悟」や「ノウハウ」がないからこそ、その後プロに挑戦したり
14,15歳でITFジュニアに出場して世界を視野に入れたり、という「選択肢」がないまま
進学の問題に直面し、「全中」「インターハイ」「インカレ」レベルで止まるのでしょう。
そしてその積み重ねが
「奈良県から全国優勝するようなトップ選手」が出ていない歴史と
自分達を含め、「誰もそういった選手を育てきれていない」のがリアルなところでしょう。 まだまだ僕たちも子供たちも、そして奈良県のジュニア育成のコーチ達も
正直、力不足であり、「伸び白がたっぷり」な状態なのです。
だからこそ、どこのクラブもチャンスなのだと思います。
強い奴がどんどん出てきて、毎回シードが入れ替わる。
年代によってバラつきはありますが、そういった群雄割拠の状態になれるのが今の奈良県でしょう。
誰が出てくるのかは、早く「vs自分」を抜け出し、「相手と対峙」するように
なるものが一番近いでしょう。そのためには・・
佐藤コーチが言っている
・声を出す
・ガッツポーズを作る
・構えを作る この3つが誰にでも平等に出来る「vs自分」という殻を破ってくれる
ヒントであることは間違いないと思います。 ユニークの子供たちはもちろん、他の選手たちも「チーム奈良」として括ると
より高みを目指して「1番」を奪い合っていければ、どんどん面白くなりますね。
そう考えるとワクワクします。
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思っている「鼻息フンフン」言わしているユニークスタイルの丸谷です。
テニスプレイヤーもビジネスマンも仕事やプレイを「戦いや」「闘い」にたとえると、
自分のスキルを成熟させながら3つの段階の闘いに直面します。
それは自分、相手、数字という区分けが出来ると考えています。 例えば学校を卒業し、社会に出たらまずは仕事を覚える、という段階に入ります。
とにかく早く仕事を覚て、仕事を任せてもらえるようになることを目指す
段階はまだ「自分との闘い」である場合が多くあります。
半人前、一人前になれば、それまで教えられたこと、経験した事を元に成果をあげようとすると
相手を納得させたり、信頼を勝ち取ったり、仲間内の評価を気にしたりと
「相手のある闘い」の段階に入ります。
そして営業成績でもトップを取れるような実力をつけたり、職場の中でも欠かせない存在に
なってきりすると次は「プライド」や「結果を出して当たり前」という段階に入り
最終段階である「数字と闘う」ことになります。
試合が終わったばかりなので、今日は子供たちの顔を見に、コートにいきました。
「どんな姿勢で練習に挑もうとしているのか?」
それを見ようと思いました。
すると、「良かった事」と「悪かった事」の2つの発見がありました。
まずは良かった事。
良かった事は、皆が前向きで練習に取り組んでいたこと。
特に「予想通りではなかった人」を注意深く見ていましたが
自分なりに「変わろう」としている姿を感じ取れていました。 またそういった「変わろうとしている姿」に対して、自然に周囲も静観しながら
一緒に頑張ろうとしている光景がありました。
1つのこのチームとしての成熟度があがってきているということに
まず素晴らしいな、と思いました。
そして次は「悪いほう」です。
悪いというよりも、やっぱり「まだそこか~っと」思ったことです。
実はアカデミー生であっても、先程の3つ段階でいうとまだファーストステップの
「自分との闘い」のレベルなのです。
新入社員が「俺、次の下半期で営業成績トップになりますよ」といっても
「おいおい、それよりも先にルート営業の順序を覚えろよ」という段階。
ほとんどの子が「vs自分」の段階です。
例えば、一生懸命髪の毛を振りみだして頑張るのが恥ずかしい・・とか
皆と違い一人だけ走り回って、大声出して、というのに抵抗がある・・とか
負けず嫌いを演じているけれども実は「自分の中で限界値」をはっきりときめている・・とか
親の目を気にしながらプレイをして、親が基準でテニスを
していることに違和感を感じながらも脱出できない子・・とか
皆、色んな「殻」を破れず自分の中で闘っています。 それを決定づけたのが、ある練習方法です。
この時期にダブルスの2vs2のペアボレーの練習をやっていました。
その練習の意図はきっと、
めまぐるしく展開が変わるダブルスにおいて「心にスキを作らさない状況に実を置く」
という意味だろう、と思って練習に交じっていましたが、練習後の話しをきいてドンピシャでした。
・・・(あまりのドンピシャに僕も随分佐藤コーチに近づいてきたな、と思いました)
これはある意味、佐藤コーチがあまりしない「外的要因によってそうさせる練習」であり
試合の直後にこの練習をやっているということは・・・そう、そういう事です。
感情の起伏がおこりやすい試合後においても「緊張感や集中力」を外的要因によって
作り出されねばならないレベルであることの証明だと思います。 もちろん春に比べ随分「選手っぽく」なってきました。
テクニックも少しづつついて来て、意識も変わってきました。
ただまだ「数字と対峙」できる段階でもないし、相手と「闘える」段階でもなく
まだまだ「自分の殻」の中でみんな動いているんだな、と思いました。
これは
「ウチの娘や息子、シッカリせい!」という話しではなく・・
まだまだ伸び白があるというよりも、「伸び白ばかり」のスタートの段階だということです。 奈良県の選手はボールを打つ回数も、試合をする環境も少なくそういった
「選手としての心構えや姿勢」を学ぶ機会も少なかったことだと思います。
ただ「テニス好きの子供が大きくなって試合に出ている」という状況でしょう。
ある程度は奈良で勝ち、関西に出場し1Rか2Rを勝ち、その中でも
・身体能力の非常に高い選手
・コーチがとびきり手塩にかけた選手
・親がテニス経験があり、子供に一生懸命投資ができる親子
は、全国もウロウロすることが出来るでしょう。
(この半年間、奈良県を見てきて、きっとこの3つのパターンしか今まではなかったのだと思います)
でもそれ以上の「選手としてやる覚悟」や「ノウハウ」がないからこそ、その後プロに挑戦したり
14,15歳でITFジュニアに出場して世界を視野に入れたり、という「選択肢」がないまま
進学の問題に直面し、「全中」「インターハイ」「インカレ」レベルで止まるのでしょう。
そしてその積み重ねが
「奈良県から全国優勝するようなトップ選手」が出ていない歴史と
自分達を含め、「誰もそういった選手を育てきれていない」のがリアルなところでしょう。 まだまだ僕たちも子供たちも、そして奈良県のジュニア育成のコーチ達も
正直、力不足であり、「伸び白がたっぷり」な状態なのです。
だからこそ、どこのクラブもチャンスなのだと思います。
強い奴がどんどん出てきて、毎回シードが入れ替わる。
年代によってバラつきはありますが、そういった群雄割拠の状態になれるのが今の奈良県でしょう。
誰が出てくるのかは、早く「vs自分」を抜け出し、「相手と対峙」するように
なるものが一番近いでしょう。そのためには・・
佐藤コーチが言っている
・声を出す
・ガッツポーズを作る
・構えを作る この3つが誰にでも平等に出来る「vs自分」という殻を破ってくれる
ヒントであることは間違いないと思います。 ユニークの子供たちはもちろん、他の選手たちも「チーム奈良」として括ると
より高みを目指して「1番」を奪い合っていければ、どんどん面白くなりますね。
そう考えるとワクワクします。
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2012年11月6日23:16 | 熱い想い