【佐藤】「テニスをヤメたい」という人へ。

from 佐藤



何年も頑張って来た子に
「テニスをヤメたい」と
相談された時、



僕の答えはいつも同じです。



ヤメてもいいんじゃない。



これが僕の回答です。



でも、その後に
僕の考えを伝えています。



スポーツは
テニスだけではないし



スポーツだけが
人生ではないし



ただ、一つだけ言えるのは



テニス以上に
頑張れるスポーツが
見つかるか?



スポーツ以外に
人生を楽しめるものが
見つかるか?



もし何かを始めた時
それが今まで以上に
頑張ることができるのか?



それは未知数。



ほとんどの場合
この話は響かないです。



だって、今、テニスが
イヤになってるから。



そんな場合は



どうしてテニスに
ハマったのか?



どうしてテニスが
イヤになったのか?



一度振り返ることを
勧めています。



きっと他のスポーツを始めても
同じような壁にぶち当たり



辞めたい気分に
なる時もあるだろうし



スポーツ以外で
何か始めても



それが本当に
自分に合っているか
分からなくなる時もある。



きっと、何かを続けていれば
ヤメたくなる状況になる。



そんな時、どうする?



僕の経験上では、、



辞めるのは簡単で
続けることは難しい。



でも、続けることで
気付いたら



自分が感じていた
苦悩や不安を
乗り越えていた。



ということが多くある。



僕もテニスの実績がなく
特殊な能力があるわけでもなく



そんな自分が続けていても
この先、不安でしかない時が
ありました。



でも、振り返った時には
得たものがたくさんあり



それを捨てて
ゼロからスタートするのは
勿体ないと感じました。



それなら
「もっと積み重ねてやろう」と
僕は覚悟しました。



気付いたら、
この選択をしている人が少なく



自分より実績がある人も
能力があると思った人も
周りから消えてました。



その時、ちょっとだけ
自信が持てた気がします。



自信が持てない人の多くは
「諦める」からだと
僕は思っています。



周りの人と自分を比べて
「能力がない」「才能がない」と
自分に言い聞かせて



その場から
逃げる口実を作る人。



でも、僕が関わってきた
テニスをやり切った
ジュニアたちは



新しい分野でも
頑張り続けている人が
たくさんいます。



中には、諦めたり
挫折したわけではなく



ゼロからの
スタートを覚悟して



その分野でトップを目指して
頑張る人もいます。



時には「ヤメる」という
選択の経験も必要です。



でも、今まで
費やしてきた時間も
大切にしてほしいので



一時の気分で「ヤメる」を
選択しているかを見極めて



そんなジュニアには
「ヤメるな」と伝えています。

 

2019年5月14日14:00 | ■ 佐藤コーチ

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