【梅澤】雨の日は、雨の日で大切な練習日。

 
梅澤康雄 ユニークスタイルの梅澤です。

梅雨の時期に入り、雨でテニスができない日が増えて
きました。

アカデミークラスは、この雨の日、外で練習できない
場合、室内でトレーニングや勉強会をよく行っています。

ここ最近は雨で練習できない時間、普段の練習や試合の 中でプレーヤーが見えていない部分や知らない部分を伝 えるようにしています。
僕が今行っているトレーニングは3つです。
・コーディネーショントレーニング(神経系統の伝達処理や動作) ・クロストレーニング(他種目から体力要素を補う) ・ファンクショナルトレーニング(運動機能を正しく発揮する)
この3つを雨の日は室内にて行っています。行うといっても子供
たちからには、「遊び感覚」に近いイメージで楽しんでもらえる
ように取り組んでいます。

ラダーやコーンを置いて、フットワークやボディコントロール、
バランス練習を行いましたが、リズムに乗れたり、自分で思う
ように体を動かせると、とても楽しそうに頑張ってくれます。

ドッジボールみたいだけで、ドッジボールとは違うルールをやって
みたり、サッカー、バドミントンをしたりといろいろなことを飽き
ないように行っています。

来てくれている子供たちの中では、ドッジボールっぽいゲームが
一番楽しいらしいです。僕もいっしょにやりましたが、集中攻撃
されました苦笑。(僕を見る子供たちの目がキラキラいていました)。

バドミントンのシャトルを使って、コンチネンタルグリップの
練習をしたり、ゲームをやってみたりと同じラケットスポーツ
ですが、テニスとはまた違った楽しさがあるようです。

トレーニングはキツイ、しんどいイメージですが、これらのトレー
ニングは、遊び要素や感覚が強いので、楽しい中で行えます。

知らず知らず、運動量をたくさん得られている上に、集中力も
高く、良い練習になっています。

また、機能的(ファンクショナル)な動きを身につけ、「動作の 土台」を作ることも大切なことなので、この部分のトレーニングも
しっかり行いました。

このときは、みんな顔は笑っていましたが、目が笑っていなかった
です笑。

でも選手をやるのであれば、関節の正しい動かし方や固め方など、 体幹の強化は重要なことです。

勉強会では、選手としての勝つために必要な「知恵」を伝えました。
今回は、プレースタイルとプレープランをみんなと学びました。

プレースタイルには4つあり、それは自分にも相手にもあり、それ ぞれには、プレープランがある。
まずは自分のプレースタイルはどれか?相手が自分の苦手なプレー
スタイルであれば、どのようなプレープランを立てるのか?また
自分と同じプレースタイルの場合、どう対応するのか?など。

本当に上まで行きたいのであれば、ショット(技術)だけ磨いて いても勝てません。
だから体力(フィジカル)を鍛えるんだ!というのも分かります。

もちろん、技術と体力の両方を上げれば、多少は以前より良い試合が
できるようになるでしょう。

ですが、勝つためには、勝ち切るためには知恵が必要です。

もっと言えば、競技として上に行くや勝ち上がることを考えている のであれば強いメンタルだけでなく、知恵がなければ、チャンスが
あっても掴めないと思います。

僕は、「競技力=技術×体力×知恵」だと考えています。そしてこの
「×」の部分は、コーディネーションが大きく関わっています。
「雨の日は、コートで練習でけへ~ん」と少しテンションが下がり
がちですが、僕はこういった雨の日は、選手たち一人ひとりのプレー 以外の動作や体の状態のチェックができます。
勉強会では、選手たちにコートから離れて今の自分のテニスを客観的に 見てもらい、足りないものをプラスしたりと、プレーに幅を持たせるには 大切な時間だと考えています。

ここまで、長々といろいろ書かせていただきましたが、選手たちから
すると、「ん~、分からんでもないけど、やっぱりコートで練習したい!」
と一蹴され、「その辺はコーチに任せる!」と言われそうですが。

雨の日でもユニークに来てくれる子供たちが、楽しんでもらえるよう僕も
いろいろ考えて、準備したいと思います。

 
 
2016年6月18日16:00 | ■ 梅沢コーチ

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