【佐藤】疑問を持つ、質問が出来る人を育てる。

from 佐藤



僕はアドバイスをする時や、ミーティングを行う時には
必ず質問をすることを大切にしています。



この質問にはいくつかの意味があります。



1.理解の確認
2.疑問を持つこと




まず、僕の説明がしっかりと伝わっているかの確認です。



質問して答えが返ってこない時には、
説明の仕方が悪くて理解できていない場合があります。



なので、もう一度、伝え方を変えて説明をします。



もう一つは、このQ&Aのやり取りが、
ジュニア
を成長させると考えているからです。



重要なのは、僕たちの知識を教えるのではなく、
子供たちがどうやって知識を吸収するかだと思います。



同じことを何度も繰り返すことで
ほとんどのジュニアが答えれるようになります。



こうしてテニスに対しての知識を
考えながら吸収することで



次第に疑問を持つようになります。



・本当にこのコーチの言っていることはあってるの?
・どうしてコーチは、このアドバイスをするのだろう?
・なんで繰り返し同じことばかり言うのだろう?
・その練習をしてどうなるのだろう?




などの疑問を持つことで、
自分で考える力が身に付き



その繰り返しが、自分に合った
プレースタイルを作り上げていくと思います。




疑問を持つことで迷いや戸惑いがあり
一時期はやる気が落ちることもあります。



ですが、コーチに質問したり、自分で考えることで
一回りも二回りも成長すると信じています。



僕が知る優秀な指導者は、伝えるのが上手いだけでなく、
質問の作り方がとても上手い方たちばかりです。



選手の迷いや戸惑う時間を短くして、
進むべき道へ導くことができる人たちです。



僕がジュニアたちに何度も質問するのは
正しい答えがほしいのではなく、



間違ってもいいので
質問に答える習慣を身に付け、



発言するのに躊躇しないように
なってほしいと考えています。



また、ジュニアは疑問に思ったことを
なんでもコーチに質問することが大切です。




質問を考えることで、自分が何に悩んでいるのかも明確になり、
得たい情報を得ることができます。



コーチとジュニアのQ&Aは
とても大切なコミュニケーションだと思います。



 

2020年7月22日12:47 | ■ 佐藤コーチ

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