【メルマガ】試合会場でのコーチの仕事とは!?
2014年7月16日
今日は僕が執筆している
「お父さんのためのテニス教室」のメルマガをご紹介します。
●お父さんのためのテニス教室メルマガ
●2012年7月24日号
とうとう夏休みになりました。
各地で全日本ジュニアの予選の真っ最中だと思います。
私も出場選手をサポートする為に
連日会場に足を運び、出来る限りの応援をしてきました。
結果は残念ながらあと一歩及ばずです。
そこで今大会でどんなサポートをしたのかを
少しだけ紹介したいと思います。
ただし、指導方針の違いもあると思うので
参考程度に読んでいただければ幸いです。
今大会で重視したのが「戦う姿勢」についてです。
何故なら各府県が集まる地域レベルの大会では
試合慣れをしている選手がほとんどです。
どの選手でも調子が良ければ、
勝つチャンスがあります。
逆に少しでも調子が上がらなければ
相手にチャンスを与えてしまう可能性があります。
その中で戦わなければならないので
技術、体力よりも『心』のサポートを重視しました。
それが「戦う姿勢」です。
【その1】会場では出来るだけ選手と一緒にいる。
会場での過ごし方、試合観戦のポイント、
ジュニア達とのコミュニケーション、選手の特徴など
自分の試合以外の時間をどう使うかを一緒にいながら伝えます。
また、オーダー・オブ・プレーの確認をしたり、
全日本には何本出場できるか確認したり、
変更事項はないかを確認したり、
次に対戦する選手の情報を集めたり、
そうした確認をしている指導者の姿勢を見せることで、
選手達も徐々に覚えていくのだと考えています。
【その2】ウォーミングアップをする。
試合会場ではランニングをしている選手は見掛けますが、
トレーニングをしている選手はあまり見掛けません。
なので、、、
「ウォーミングアップ = 身体を暖める」になっているのです。
それでは試合開始から全力でボールを打ったり、
追いかけたり出来ず、序盤に身体慣らしが必要になり、
無駄にゲームを落とす可能性が高くなってしまいます。
ウォーミングアップの目的には、
・筋温を高める。
・筋反射を高める。
・心肺機能の準備。
・集中力を高める。
・コンディショニングの把握。
などがあります。
普段の練習では必ず行っていると思いますが、
試合会場ではいつもと同じようにW-UPができません。
そこで私が試合会場でアレンジをして
いつもと同じような状況を作って、ウォーミングアップを行いました。
【その3】「戦う姿勢」を説明する。
練習と試合では、
ミスに対するストレスの大きさが違います。
そのミスに対するストレスに耐えきれず
戦うことを放棄するような態度になることがあります。
・うなだれる。
・ラケットをブラブラする。
・『あ~』『も~』『最悪』など言ってしまう。
こうなった選手は「戦う姿勢」が薄れていき、
試合途中で勝つことを諦めてしまいます。
そこで、ミスへのストレスに耐え
「戦う姿勢」を保ち続けるアイデアを伝えました。
・ポイント後はラケットのシャフトを持つ。
・毎ポイント、何をするか考える。
・サービス、リターン時のルーティーンを守る。
こうして、試合中の行動をセルフコントロールすることで
冷静さを保ち、判断力を維持することができます。
これが私が考える「戦う姿勢」です。
子供達は「人」としても「選手」としても未熟で
知らずに間違った行動もすることがあります。
「人」として未熟な部分を育てるのは、
その人に関わる全ての人から学ぶことだと思います。
そこで私たち指導者は「人」を育てるのでなく
「選手」として一人前に育てることが仕事になります。
その為にも選手として試合会場での過ごし方を学び、
試合に万全の準備ができるようになってほしいと考えています。
その先に、「スポーツ選手」として学んだことを活かして
「人」としても周りから尊敬されるように成長してほしいです。
その為、テニスコートで指導するだけが仕事ではなく、
試合会場まで足を運び、選手達のサポートをするのも指導者の役目なのです。
この内容がお父さんお母さんの参考になれば幸いです。
配信は毎週水曜日の20:30を予定しています
登録は無料で、解除はいつでも自由に行えるのでご安心ください。
登録はお名前、メールアドレス、お住まいをご入力頂き、最後に「申込みボタン」を押して下さい。
確認メールが届きましたら、翌水曜日より、メールマガジンが届きます。
※普段からよく使うパソコンのアドレスをお勧めします。
携帯メール、Yahoo、hotmailでは届かない場合がございます。
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●2012年7月24日号
とうとう夏休みになりました。
各地で全日本ジュニアの予選の真っ最中だと思います。
私も出場選手をサポートする為に
連日会場に足を運び、出来る限りの応援をしてきました。
結果は残念ながらあと一歩及ばずです。
そこで今大会でどんなサポートをしたのかを
少しだけ紹介したいと思います。
ただし、指導方針の違いもあると思うので
参考程度に読んでいただければ幸いです。
今大会で重視したのが「戦う姿勢」についてです。
何故なら各府県が集まる地域レベルの大会では
試合慣れをしている選手がほとんどです。
どの選手でも調子が良ければ、
勝つチャンスがあります。
逆に少しでも調子が上がらなければ
相手にチャンスを与えてしまう可能性があります。
その中で戦わなければならないので
技術、体力よりも『心』のサポートを重視しました。
それが「戦う姿勢」です。
【その1】会場では出来るだけ選手と一緒にいる。
会場での過ごし方、試合観戦のポイント、
ジュニア達とのコミュニケーション、選手の特徴など
自分の試合以外の時間をどう使うかを一緒にいながら伝えます。
また、オーダー・オブ・プレーの確認をしたり、
全日本には何本出場できるか確認したり、
変更事項はないかを確認したり、
次に対戦する選手の情報を集めたり、
そうした確認をしている指導者の姿勢を見せることで、
選手達も徐々に覚えていくのだと考えています。
【その2】ウォーミングアップをする。
試合会場ではランニングをしている選手は見掛けますが、
トレーニングをしている選手はあまり見掛けません。
なので、、、
「ウォーミングアップ = 身体を暖める」になっているのです。
それでは試合開始から全力でボールを打ったり、
追いかけたり出来ず、序盤に身体慣らしが必要になり、
無駄にゲームを落とす可能性が高くなってしまいます。
ウォーミングアップの目的には、
・筋温を高める。
・筋反射を高める。
・心肺機能の準備。
・集中力を高める。
・コンディショニングの把握。
などがあります。
普段の練習では必ず行っていると思いますが、
試合会場ではいつもと同じようにW-UPができません。
そこで私が試合会場でアレンジをして
いつもと同じような状況を作って、ウォーミングアップを行いました。
【その3】「戦う姿勢」を説明する。
練習と試合では、
ミスに対するストレスの大きさが違います。
そのミスに対するストレスに耐えきれず
戦うことを放棄するような態度になることがあります。
・うなだれる。
・ラケットをブラブラする。
・『あ~』『も~』『最悪』など言ってしまう。
こうなった選手は「戦う姿勢」が薄れていき、
試合途中で勝つことを諦めてしまいます。
そこで、ミスへのストレスに耐え
「戦う姿勢」を保ち続けるアイデアを伝えました。
・ポイント後はラケットのシャフトを持つ。
・毎ポイント、何をするか考える。
・サービス、リターン時のルーティーンを守る。
こうして、試合中の行動をセルフコントロールすることで
冷静さを保ち、判断力を維持することができます。
これが私が考える「戦う姿勢」です。
子供達は「人」としても「選手」としても未熟で
知らずに間違った行動もすることがあります。
「人」として未熟な部分を育てるのは、
その人に関わる全ての人から学ぶことだと思います。
そこで私たち指導者は「人」を育てるのでなく
「選手」として一人前に育てることが仕事になります。
その為にも選手として試合会場での過ごし方を学び、
試合に万全の準備ができるようになってほしいと考えています。
その先に、「スポーツ選手」として学んだことを活かして
「人」としても周りから尊敬されるように成長してほしいです。
その為、テニスコートで指導するだけが仕事ではなく、
試合会場まで足を運び、選手達のサポートをするのも指導者の役目なのです。
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