【梅澤】練習と本番のプレーはなぜ違うのか?
こんにちは。
ユニークスタイルの梅澤です。
いよいよ、今年最初の県ジュニア大会が
始まりますね。
この大会は、関西~全日本へと繋がる
大切な大会です。
また、今大会には多くのユニークジュニア
たちが、初めての県大会に挑戦します。
県ジュニア大会に出ている子も初めて出る
子も、試合というものはやはり緊張するもの
です。
今回は、この緊張について書きたいと思い
ます。
まず、県の大会でもクラブ内大会でも「試合」
というものを経験したことがある人ならイメージ
できると思うことがあります。
それは、練習中と試合中で、プレーに「違いが
生じている」ときがありませんか?
これは、自分の思考と行動に違いが出ている
ことが多いからです。
試合ではほとんどの選手がこんなことを感じた
ことがあると思います。
緊張したり、落ち着きがなく、あがりやすくなって
いる。
これは、勝ちたいと思っているから当然のこと
だと思います。
とくに、上手くいっているときは良いのですが、
結果を気にし始めると身体が思うように動か
なくなり、プレーにぎこちなさが出るようになり
ます。
こんなとき、試合中どのような考え方や行動を
取るかというと、試合の中で目標を設定します。
この目標は、行動目標と結果目標があります。
・行動目標とは?
今出来る具体的な行動
例:ラケットをしっかり振り切る・足を動かす、声を
出すなど。
・結果目標とは?
結果に対する目標
例:優勝するぞ!・ベスト4に入る・2ゲームは必ず
取るなど。
これらは、緊張の強さや弱さによって変わってきます。
・行動目標
緊張が強いとき・・・冷静になりやすいメリット
緊張が弱いとき・・・ダレてしますデメリット
・結果目標
緊張が強いとき・・・不安になりやすいデメリット
緊張が弱いとき・・・良い興奮状態になりやすいメリット
一般的に目標といえば、結果目標のことを意味
しますが、試合で緊張が強く、あがっている場合は、
行動目標に意識を置いて、さらにその行動内容を
声に出すようにしてください。
自分自身に語りかける内容は、今の自分に出来る
ことです。
これを思うだけではなく声に出すことによって、思考
と行動をコントロールします。
例えば。
・「膝を曲げて、しっかりラケットを振り切るぞ」
・「打った後、素早く構える」
具体的な内容を声に出して実行します。
このように、今の自分が出来ることを目標に
することで不安や緊張を減らして、気持ちを
整理していきます。
「出来ること」をするので、プレーに集中しや
すく、実力を発揮しやすい状態が自分の中で
作られます。
そうすると結果もついてきやすいと思います。
しかし、自分と同じように対戦相手も勝ちたいと
思っています。
もし、試合の相手が自分より実力が上であれば、
勝つことはなかなか難しいかもしれません。
そんなときに、結果ばかりに集中すると、かえって
不安が増すばかりです。
自分自身がコントロール可能な行動だけに意識を
置き、それに集中してプレーすることが大切です。
よく野球やサッカー選手がテレビなどで応えるインタ
ビューの中に、「結果を気にせずにプレーしました」と
話して言ることを聞いたことがあると思います。
それこそが行動目標に集中してプレーをしたことの
表れだと思います。
緊張しているから、力を出せないのではなく、力を
出せる準備をしておきましょう!!