●五感のおとろえは生命力のおとろえです。

こんにちは。
ソフトテニスチームの大久保 幸一です。
大久保幸一顔写真修正 昨年、現場復帰を余儀なくされた時の事を、
学級通信を紹介しながら振り返っています。
僕は、子どもたちのつづり方作品を中心にした通信も発行してきました。
しかし、ここでは、保護者への励まし、問題提起、感謝を中心とした
学級通信を紹介しています。
これは、10月の中頃に出したものです。
「せんせいはひとり」
おおくぼ  こういち
2じかんめのさんすうがはじまりました。
「どりるの にじゅういちひらいて。」
「どりる、きょうかしょとちがう。」
「どりる、にじゅういち、ここ、ここ。」
せんせ せんせ どこ。
「どりる、にじゅういち、ここ。」
せんせ せんせ なんぺーじ。
「にじゅういちだよ。」
せんせ せんせ きょう ぷうるある。
「きょうはないよ。きょうはきんようび。」
せんせ せんせ どうやるの。
「まだこれからいうとこやで。」
せんせ せんせ わからへん。
「まだなにもやってへんよ。これからみんなで
かんがえるところ。」
せんせ せんせ なんぺーじ。
後略
これは、15年前、僕が小学校一年生を担任した時の
学級通信(7月)です。一年生の子どもたちの実態を
よく表していると思います。
さてさて、これと同じようなことが、4年生のクラスでも
起こっているのです。なぜ、こんなことになっているの
でしょうか?
理由は様々考えられます。
1:テレビ、ゲーム、CDなど人工物の音が大きすぎる。
教師や親の声も。僕もそうです。
2:聞くという気持ち良さ体験の少なさ。
スキンシップの工夫と言葉かけが大事です。
子守歌に読み聞かせ・・・聞くというのは本当は心地よいものです。
3:五感・・・見る、聞く、かぐ、味わう、触れるといった
人間の土台となる力がおとろえています。
かつては、自然の中で思う存分遊ぶことで、無理なく五感が
育まれたのです。
今や、かなり意識をしないと、五感は育たないのです。
五感のおとろえは、生命力のおとろえです。
4:大人の聞く力・姿勢が、問われているのです。
大人が聞く姿の手本を示してやらなければなりません。
子どもたちが真剣に話しかけた時、どれほど、しっかり
聞く姿を見せているか、大人の大きな課題といえるでしょう。
これまた、僕の問題でもあります。
他にも、聞く力の衰退の原因を子どもたちと是非考えてみて下さい。
今、クラスの中は、もめ事の連続。
しかしながら、多くの子どもたちが、もがきながらも、
一進一退。でも僕は思います。
子どもというのは、もがいた後は、
ちょっとずつ伸びるのではなく、一気に成長すると。
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