【佐藤】コーチの言っていることが違うことで悩む人へ

from 佐藤


結論から言うと
コーチの言っていることは違います。


でも、ほとんどのコーチは
イメージしているゴールは似ているはずです。


例えば、スイングを指導する時、、、


腕の動き方を修正する場合もあれば
フットワークを修正する場合もあります。


でも、ゴールは同じで
スイングの修正です。


こうした過程が違うことがあります。


こんな時、「コーチが言っていることが違う」と
悩むジュニアがいます。


そんな子の特徴が
「真面目な子」が多いです。


良い子でなければならない
という思い込みが強くて


大人の言うことを聞くのが
良い子だと思っている子です。


悪くも間違ってもないですが
大きな落とし穴があります。


それは自分で考えなくなります。


良い悪いの判断をするのでなはく
「大人の言うことを聞く」だけになり


自分のやっていること、考えていることが
ズレていることに気付かないパターンです。


ズレていることをやり続けたり
悩んだり、迷い続けたりすると
成長が足踏みします。


逆に、人を選ぶ子どももいました。


このコーチのアドバイスは聞くが
このコーチのアドバイスは聞かない。


そうなると、所々で態度が違ったり
重要なアドバイスを聞き逃したり


でも、迷いや悩みに振り回られず
常に前に進みます。


失敗もしますが、その失敗を活かし
どんどん判断・決断していきます。


そんな小生意気な子でしたが
今は先生を目指して頑張ってます。


コーチに大切なのは
自分の考えを押し付けるのではなく


提案とその理由を伝えることです。
そして、選ばせることです。


その提案(アドバイス)と理由が
相手にとって「NO」と言えないぐらいの
説得力を持たせることが


コーチの力量にもなると思います。


子どもより大人の判断・決断は
正解率が高くなります。


なので、
大人のアドバイスは大切です。


でも、それ以上に大切なのは
自分で判断・決断することです。


でも、子どもは失敗します。


経験が少ない分
判断・決断を間違えます。


大人:アドバイスをして選択肢を増やしてあげること

子ども:判断・決断を何度も経験する
大人:どんな選択しても、身近な大人が支えてあげること

子ども:失敗しても何度でもチャレンジする
大人:たまにイラっとするけど我慢すること

子ども:たまに成功体験をする
大人へ
いつかそのサポートのありがたみに
気付いてくれるはずです。


たぶん・・・


これが大切です。


僕の場合は、出来る限り、
僕に文句を言いやすい雰囲気作りをします。


厳しく接する時もあれば、
一緒にフザける時もあります。


真面目なアドバイスばかりではなく
ちょっとイジったりします。


でも、言葉で上手く伝えられないから
態度で表すことが多いのが子どもです。


それを観察して察してあげることも
コーチの仕事です。


追伸


テニスクラブを
併用しないほうがいいっていう理由は


受ける側の子どもが
情報を上手く整理できない場合があるからです。


また、ほとんどの場合が
親の意向で併用をすることが多く
子どもが望んでいない場合が多い。


テニスクラブの併用が悪いわけではなく
目的・目標が明確でない併用は
成長の妨げになる可能性が高いからだと思います。


今、ユニーク内でも
「ダブルス強化」という目的で
他クラブと併用しているジュニアもいます。


意図が大切ってことですね。

12:00 | ■ 佐藤コーチ | タグ: ,

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