●「芝に強い」期待の土居美咲、負けちゃった
2012年6月26日
明日からロング出張。東京バナナとは違うものを買ってこよう、
ユニークスタイルの丸谷です。
ウィンブルドン日本勢、初陣をきったのが
女子シングルス1回戦で世界ランキング85位の森田あゆみが
76位のヤルミラ・ガイドソバ(オーストラリア)に6-4、6-3で勝ち、2年ぶりに2回戦に進出した。
期待のLLで本戦に入った、土居美咲(日本)はA・ルス(オランダ)に
5-7, 3-6のストレートで敗退し、2年連続の初戦突破とはなりませんでした。う~ん残念。
今日は男子が始まります。目が離せません。
さて、先日こんな話しをして、そのまま忘れていました。
テニスを初めて10時間目にしてやっと「構え」を教えたことです。
1つ目の理由は「子供が求めていないから」という理由でした。
アレコレ聞かされるよりも、まずは「自由に打たせてよ」という
気持ちを優先するというものでした。
では2つめの理由。
それは「本当に大事なものから順番に伝えていく」ことです。 我々、ジュニア関わる立場の人間がとても、とても気をつけなければ
ならないいくつのかの中に、
「幼少年時代の嫌になったら、まず大人になってやらない」 ということを配慮しなければ、ならないということです。
「小さいころに●●をさせられて、嫌になった…」
ということをまず避けなければいけません。幼少年のうちに、一度嫌になると
子供が再び「テニスをはじめる」可能性は極めて低いと考えているからです。
だからこそ、まず「テニスを好きになること」からはじめていくことが
「優先順位の1位」だと考えられます。
そして何よりも「楽しい」ことを十分に感じさせること。 これが「本質」であり、「幹」であると思います。
そう考えれば、「テニスが好きになってきたな」と感じてから
色んな事を導入すればいいと思っています。
僕も昔は「形」から入っていました。
グリップを教えて、構えを教えて、短い距離から、長い距離へと、
わかりやすく、誰もが落ちこぼれをつくらない段階的指導法を用いていました。
しかし、いくらテニスが計画的に上手くなっても、好きになれる子は続きますが
好きになれなかった人は、ドロップしてしまいます。
恥ずかしい事に、失敗を何度もしてきました。
テニス人口を広げて・・と言いながらも、
自分がテニス人口を減らすような「全員を同じ枠にはめる」指導をしていたのです。
ゴルフが好きな人は、時間があればゴルフに行こうとします。
友達とランチにいくのが好きな人は、自ら誘ってランチに行きます。
ゲームが好きな子供は、親がお風呂に入った時間ですら
ゲームをしようとします。
これらはけして「努力」と呼ばないはずです。
自らが「好き」だからそれに向かってドンドンやろうと
自然に思っているはずです。 これが「本質」であり、「幹」である、だからこそ「構え」より先に、
まずこの気持ちを育めることを優先するべきだと考えたのです。
大きなジュニア大会にいくと「暗い顔」をしているジュニアが多くいます。
試合が始まりポイントを落とすと「コーチや親の顔をチラっとみる」ジュニアがいます。
大好きなテニスのはずなのに、自分のためのテニスのはずなのに・・
そんな姿を見ると悲しくなります。
それも一つの段階であり、意図があってのことだと思いますが、
コーチも親も「そんな表情でテニスをしてほしくはない」と内心では思っているはずです。
いくらトップ選手であっても、「楽しい」「テニスが好き」
という気持ちが「本質」であると思います。 上達や技術、結果や戦績に目がくらみ、私たちは時に
それを見失うことがあります。
今まで何度も失敗してきたように、これからも「そうなってしまう」可能性は否定できません。
だからこそ常に「小手先」に振りまわされず
子供の本来の気持ちを大事にして、指導していかなければいけないと思っています。
追伸
佐藤コーチはこういった指導が本当に自然で上手いんですよね。。
「興味を掘り起こす」「好きという気持ちに気づかせる」
「諦めない」でやってみようと思わせる
そんな指導のセンスを、いつも勉強させてもらっています。
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ユニークスタイルの丸谷です。
ウィンブルドン日本勢、初陣をきったのが
女子シングルス1回戦で世界ランキング85位の森田あゆみが
76位のヤルミラ・ガイドソバ(オーストラリア)に6-4、6-3で勝ち、2年ぶりに2回戦に進出した。
期待のLLで本戦に入った、土居美咲(日本)はA・ルス(オランダ)に
5-7, 3-6のストレートで敗退し、2年連続の初戦突破とはなりませんでした。う~ん残念。
今日は男子が始まります。目が離せません。
さて、先日こんな話しをして、そのまま忘れていました。
テニスを初めて10時間目にしてやっと「構え」を教えたことです。
1つ目の理由は「子供が求めていないから」という理由でした。
アレコレ聞かされるよりも、まずは「自由に打たせてよ」という
気持ちを優先するというものでした。
では2つめの理由。
それは「本当に大事なものから順番に伝えていく」ことです。 我々、ジュニア関わる立場の人間がとても、とても気をつけなければ
ならないいくつのかの中に、
「幼少年時代の嫌になったら、まず大人になってやらない」 ということを配慮しなければ、ならないということです。
「小さいころに●●をさせられて、嫌になった…」
ということをまず避けなければいけません。幼少年のうちに、一度嫌になると
子供が再び「テニスをはじめる」可能性は極めて低いと考えているからです。
だからこそ、まず「テニスを好きになること」からはじめていくことが
「優先順位の1位」だと考えられます。
そして何よりも「楽しい」ことを十分に感じさせること。 これが「本質」であり、「幹」であると思います。
そう考えれば、「テニスが好きになってきたな」と感じてから
色んな事を導入すればいいと思っています。
僕も昔は「形」から入っていました。
グリップを教えて、構えを教えて、短い距離から、長い距離へと、
わかりやすく、誰もが落ちこぼれをつくらない段階的指導法を用いていました。
しかし、いくらテニスが計画的に上手くなっても、好きになれる子は続きますが
好きになれなかった人は、ドロップしてしまいます。
恥ずかしい事に、失敗を何度もしてきました。
テニス人口を広げて・・と言いながらも、
自分がテニス人口を減らすような「全員を同じ枠にはめる」指導をしていたのです。
ゴルフが好きな人は、時間があればゴルフに行こうとします。
友達とランチにいくのが好きな人は、自ら誘ってランチに行きます。
ゲームが好きな子供は、親がお風呂に入った時間ですら
ゲームをしようとします。
これらはけして「努力」と呼ばないはずです。
自らが「好き」だからそれに向かってドンドンやろうと
自然に思っているはずです。 これが「本質」であり、「幹」である、だからこそ「構え」より先に、
まずこの気持ちを育めることを優先するべきだと考えたのです。
大きなジュニア大会にいくと「暗い顔」をしているジュニアが多くいます。
試合が始まりポイントを落とすと「コーチや親の顔をチラっとみる」ジュニアがいます。
大好きなテニスのはずなのに、自分のためのテニスのはずなのに・・
そんな姿を見ると悲しくなります。
それも一つの段階であり、意図があってのことだと思いますが、
コーチも親も「そんな表情でテニスをしてほしくはない」と内心では思っているはずです。
いくらトップ選手であっても、「楽しい」「テニスが好き」
という気持ちが「本質」であると思います。 上達や技術、結果や戦績に目がくらみ、私たちは時に
それを見失うことがあります。
今まで何度も失敗してきたように、これからも「そうなってしまう」可能性は否定できません。
だからこそ常に「小手先」に振りまわされず
子供の本来の気持ちを大事にして、指導していかなければいけないと思っています。
追伸
佐藤コーチはこういった指導が本当に自然で上手いんですよね。。
「興味を掘り起こす」「好きという気持ちに気づかせる」
「諦めない」でやってみようと思わせる
そんな指導のセンスを、いつも勉強させてもらっています。
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