【大久保:メルマガ】反骨心・挑戦心をくすぐる
2015年11月8日
こんにちは。
ソフトテニスチームの大久保 幸一です。
子どもたちのやる気を引き出すことについて、
考えてきました。
その際「子どもの器を大きくするため、
子ども大人双方向の問いを大事に」ということについて考えてきました。
今週は、子どもの器を大きくするために、
子どもたちの反骨心をくすぐり、挑戦力を
伸ばすということについて考えたいと思います。
子どもの意欲を萎えさせ、傷つけかねない言葉として、
「こんな事もできないの?」というのがあります。
逆に、
「これは、君たちには絶対できない問題だけど解けるかな。」
「これまで教えた4年生は、一人も答えられなかった問題やで。」
などと言ってほんの少しひねった問題を出すのです。 子どもたちというのは、できっこないと挑発してやると、俄然やる気を示すのです。
例えば、4年生の算数の数の変わり方の学習。
2、4、6、8、□、・・・さて□に入る数字は?
ほとんど全員が「はいはい。」と手を挙げます。
続けて5、10、15、□、25・・
これも「簡単や。」と手が挙がる。
ところが、
「次は、うんと難しくなるよ。4年生には無理かも知れないね。
分かったら、先生の所に来て、みんなに聞こえないように、
そっと答えにおいで。」などと反骨心をそれとなくくすぐる。
1、4、9、16、□・・・さて?
しばらくは、静寂が教室を支配。そのうちに、一人二人と
答えをいいに来る。「ちがう。残念。」「ちがう。」
「おお正解。みんなに言わんといてね。」などとやりとりをする。
子どもたちはどの子も真剣。その後は少しずつヒントを出し、
答えへとみんなを導く。
さらに、1、2、4、7、11、16、□・・・
といった問題や、大小大小大小大□小大小大・・・
といった問題。
さらには、「小学生には絶対できたい問題。できたら天才。」
などと言って、6、28、496、□などという問題も投げかける。
答えが出なくても、いっこうに構わないのです。
要は、子どもたちの反骨心をくすぐり、挑戦力を伸ばして
やるためのしかけなのです。
できなくてもいいという安心感と、「できるわけないよね。」 という挑発に対する反骨心が好奇心に火をつけてくれるのです。
国語、ごんぎつねのラストシーン。まとめの音読。
「今の読みで、いい?もう一度やってみて!」
「今のいい?もう一回!」「だめ。もう一回。」
「全然だめ。もう一回。」「まるきり読めてない。もう一回。」
「なぜ、だめといってるか分かる?」「ヒントは・・・、間。」
などと徹底して反骨心をくすぐりながら、表現を吟味させるのです。
子どもたちは何回も音読を繰り返しながら、表現を豊かに
深く考えようとします。
これは、ご家庭でも応用できます。
テレビ番組の「初めてのお使い」などその典型です。
できるはずがないことに、大いに挑戦させるのです。
「これは、お母さんが6年生の時に初めてできたんだけど、
4年生の○○ちゃんには、まだ無理よね。」などと言って
少し困難を伴う課題に誘うのです。
子どもたちの器が大きくなるきっかけになると信じます。
次回は、これまた多くの皆さんが心を痛めておられる
「いじめ」問題について考え合いたいと思います。
子育ちの魔法なんてありやしません。しかしながら・・・。
ソフトテニスチームの大久保 幸一です。
子どもたちのやる気を引き出すことについて、
考えてきました。
その際「子どもの器を大きくするため、
子ども大人双方向の問いを大事に」ということについて考えてきました。
今週は、子どもの器を大きくするために、
子どもたちの反骨心をくすぐり、挑戦力を
伸ばすということについて考えたいと思います。
子どもの意欲を萎えさせ、傷つけかねない言葉として、
「こんな事もできないの?」というのがあります。
逆に、
「これは、君たちには絶対できない問題だけど解けるかな。」
「これまで教えた4年生は、一人も答えられなかった問題やで。」
などと言ってほんの少しひねった問題を出すのです。 子どもたちというのは、できっこないと挑発してやると、俄然やる気を示すのです。
例えば、4年生の算数の数の変わり方の学習。
2、4、6、8、□、・・・さて□に入る数字は?
ほとんど全員が「はいはい。」と手を挙げます。
続けて5、10、15、□、25・・
これも「簡単や。」と手が挙がる。
ところが、
「次は、うんと難しくなるよ。4年生には無理かも知れないね。
分かったら、先生の所に来て、みんなに聞こえないように、
そっと答えにおいで。」などと反骨心をそれとなくくすぐる。
1、4、9、16、□・・・さて?
しばらくは、静寂が教室を支配。そのうちに、一人二人と
答えをいいに来る。「ちがう。残念。」「ちがう。」
「おお正解。みんなに言わんといてね。」などとやりとりをする。
子どもたちはどの子も真剣。その後は少しずつヒントを出し、
答えへとみんなを導く。
さらに、1、2、4、7、11、16、□・・・
といった問題や、大小大小大小大□小大小大・・・
といった問題。
さらには、「小学生には絶対できたい問題。できたら天才。」
などと言って、6、28、496、□などという問題も投げかける。
答えが出なくても、いっこうに構わないのです。
要は、子どもたちの反骨心をくすぐり、挑戦力を伸ばして
やるためのしかけなのです。
できなくてもいいという安心感と、「できるわけないよね。」 という挑発に対する反骨心が好奇心に火をつけてくれるのです。
国語、ごんぎつねのラストシーン。まとめの音読。
「今の読みで、いい?もう一度やってみて!」
「今のいい?もう一回!」「だめ。もう一回。」
「全然だめ。もう一回。」「まるきり読めてない。もう一回。」
「なぜ、だめといってるか分かる?」「ヒントは・・・、間。」
などと徹底して反骨心をくすぐりながら、表現を吟味させるのです。
子どもたちは何回も音読を繰り返しながら、表現を豊かに
深く考えようとします。
これは、ご家庭でも応用できます。
テレビ番組の「初めてのお使い」などその典型です。
できるはずがないことに、大いに挑戦させるのです。
「これは、お母さんが6年生の時に初めてできたんだけど、
4年生の○○ちゃんには、まだ無理よね。」などと言って
少し困難を伴う課題に誘うのです。
子どもたちの器が大きくなるきっかけになると信じます。
次回は、これまた多くの皆さんが心を痛めておられる
「いじめ」問題について考え合いたいと思います。
子育ちの魔法なんてありやしません。しかしながら・・・。