【佐藤】お恥ずかしい話ですが、みんなの前で泣いてしまいました。

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from 佐藤

佐藤卓也
僕たちの会社では、「感謝の朝礼」として
毎朝、感謝を一言ずつ伝えています。


その感謝を伝えることの大切さは
多くの人が知っていると思いますが、


今回、僕が今までに感じたことがない
感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。


先日、母親から連絡がありました。


昔、母親が働いていたうどん屋の店主が
亡くなったと連絡がありました。


その方は父親の同級生でもあり、
その息子は僕の幼馴染でもあります。


僕自身も高校生の時に
うどん屋でお手伝いをして


よく、かつ丼、カレーうどんを
食べさせてもらった思い出があります。


そのお手伝いで得たお小遣いを
テニスクラブに収めることで
自由にテニスができました。


部活でテニスをして、
それ以外の時間をテニスクラブで
おじさんたちと遊んで


楽しい時間を過ごしたことを
20年ぶりに思い出しました。


その瞬間、こみ上げてくるものがあり
電話越しに泣いてしまいました。


今、思い返すと高校時代に
バイトをさせてもらったこと
(高校から許可をもらって)

そのお金があったことで
テニスクラブに通えたこと

その機会があったから
テニスに関わる時間が増えたこと

今、こうしてテニスに関われているのは
その高校時代があったこと

もう、そのおじさんに
感謝を伝えることができない。

そう感じた時
涙がこみ上げてきました。

日頃、感謝を伝えることは
身近な人へが多いのですが、


今回の一件で、僕を支えてくれていた人は
親だけでなく、関わった人たちすべてだと感じました。


もちろん、それはわかっていたつもりですが、
今回、湧き出た感情で改めて気付けました。


今の自分があるのは、
自分が頑張ってきただけでなく、

支えてもらって、助言してもらって、
見守ってもらって、今があります。

もう、そのおじさんには
伝えることはできませんが


ジュニアたちに僕の気持ちを伝えることで
少しでも「感謝」ということの大切さが
伝わればと思っています。


そこで伝えながら、
みんなの前で泣いてしまいました。


伝えたい事がカミカミになり、
何を言っているか分からなかったかもしれません。


テニスだけでなく、
こういった内容も共有することも
大切なことだと考えています。

2016年5月2日12:00 | ■ 佐藤コーチ

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