【佐藤】スポーツ障害が治らない理由

from 佐藤


佐藤今、僕自身の再確認の為、
スポーツ障害の本を何冊か読み返しています。


その理由は、、、

ケガに対しての認識が甘いジュニアに
説得力がある説明が出来るようになること。

勘違いした知識や考え方で
指導していないかを再確認するため。

その中で僕が気になった内容です。


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痛みを抑えるためにテーピングやサポーターを装着して、
練習や試合に取り組む子供たちの存在

それらを使用すると痛みをごまかしてしまうため、
かえって患部に過剰な負担を与えることになり、
結果的に症状を悪化させてしまう。


子供たちは「試合に出たい」という目先の目標に
心が囚われ、指導者や親はそれに何とか応えようと
テーピングやサポーターに頼ることを選択しがちですが、


その結果、本当に勝負をかけるべき時に痛みで欠場したり、
本来の能力を発揮できなかったりしたら元も子もありません。

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一昔であれば、「気合い」「根性論」で乗り越え、
腕が折れていても試合に出場するジュニアがいた。


現在では「テーピング・サポーター」に変わって、
痛みを誤魔化しながらプレーを続けるジュニアがいる。


これは「頑張っているのか?」

それとも「無茶をしているのか?」


僕は「無茶している」と考えています。

方法が変わっても
根本が変わっていないからです。

テーピング技術やサポーターの性能は
どんどん進化していますが、


痛みを「我慢」していたのが、
痛みを「緩和する」に変わっただけです。

もちろん、こうしたサポーターがあることで
成果があることも理解しています。


ただし、そうした繰り返しの結果、感覚がマヒしてしまい、
動作を継続して行うことで、症状が悪化してしまう場合があります。


ジュニアたちは、こうした内容を解っていても
「休む」ことで自分だけ取り残される不安がある。


この「休む」ことについての不安を
どうやって取り除くけるか?

姿勢・動作の再確認、練習への取り組み方の再確認、
心の在り方など、自分自身を見つめ直すこと。

こうしたことも学ぶのが
スポーツの意義だと伝えることが必要だと考えています。

それを上手く伝えることが、
僕の課題だと感じ、本を読んでいます。

2014年5月5日14:20 | ■ 佐藤コーチ

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