【佐藤】基準を高めるシンプルな方法とは!?

from 佐藤


佐藤9月からアカデミー内では
「基準を高める」ということを意識しています。


では、どんな基準を高めるのか?


僕がイメージしているのは
いたってシンプルなことです。


・ネットミスを減らす。
・諦めない。
・姿勢を正す。
・声を出す。

当たり前のことに対して、
少しだけ意識を高めて行動することです。


当たり前のことですが、その意識が高まらないで
夏の大会では勝ち切ることができませんでした。


その原因が「テニスノート」にあると僕は考えています。


僕はアカデミー内では
テニスノートを書くことを薦めています。


その内容を確認すると練習内容や各練習の目的や、
練習時のアドバイスなどを書いたりしてあります。


でも、それだけでは毎日のノートを書くことにマンネリ化して
継続的に書き続けることができていませんでした。


その結果、ミーティングがあった時や、試合があった時ぐらいしか
ノートを書く習慣がない状況になっていました。


そこで今、みんなに勧めているのは
「感情」を書くことです。


試合では勝った喜び、敗けた悔しさ、試合中のプレッシャーやストレスなど
書くことがたくさんあるので、試合時は書きやすいと思います。


ですが、普段の練習時にはそういった感情を表すことが少ないため、
書くネタがなくて、書く習慣が薄れていくのだと思います。


そこで僕たちの会社で使っている手帳から
3つのアイデアを伝えています。


「心に強く想った事」
「今日ひらめいたアイデア」
「今日よかった出来事」

こういった、自分の感情を書き残すことで
その日、どこで、どんな出来事があったかを鮮明に思い出せます。


僕もコーチとしての駆け出しの頃のノートを読み返してみましたが、
いま読み返すと、メチャクチャ恥ずかしいことがたくさん書いてあります。


自分の将来像をイメージしていたり、直接言えなかったことを愚痴っていたり、
中には適当に書き過ぎて読めない字もありました。


でも、書き方からすると「怒り」を表しているのがわかり、
前後の内容から仕事関係者への悪口っぽいのがわかります。


それだけでなく、ノートの内容には
忘れていたアイデアや考え方の再発見があったり、


今と考え方が変わっていることを知ることで
自分の成長を確認することもできます。


こうしたノートの大切さを知っているので
アカデミーのみんなには書くことを薦めています。


ただし、「薦める」だけです。

僕自身も指示(命令)されては、前向きに取り組めません。


もしかしたら、「基準を高める」ことに対して
他の方法で取組んでいるかもしれません。


必要性を伝え、その成果を実感している人が多くいることを伝え、
出来る限り、みんなにテニスノートを書く習慣を身に付けてほしいと考えています。

その結果は時間と共に表れてくると思うので、
もうしばらく様子を見るつもりです。

2013年11月14日16:30 | ■ 佐藤コーチ

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