【梅澤】悔しさを強要するのは良くない。

こんにちは。
ユニークスタイルの梅澤です。

今日は、
子どもの試合で
負けたときにある感情、

悔しいについて
僕の考えをお話しします。

これは、
子どもが1人で試合が
できるようになった。

県大会に出場するように
なったジュニアの保護者
との会話で、

「〇〇、負けたのに
悔しくないんですねよ~」
とお話しされていました。

親としては
子どもが試合で負けて
悔しいのに、
 
本人は
全然悔しそうにしてない。
 
こういった話しや経験は
スポーツをやる子どもの
親御さんなら、

あるあるだと思います。

親としては、
子どもに負けて悔しい
という
気持ちを持ってほしい。

しかし、
試合後に話しを聞くと、

「いや別に悔しくないで」
と本人は言う。

こういった場合、
親は難しいですね。

何が難しいの?
と言いますと、

悔しいという感情を
持っていない人から、
の感情を引き出すことです。

試合に
負けた子どもに、

「悔しくないの?」
と聞くと、

「うん、悔しくないよ」。

本人にとっては
悔しくないので、

このような
回答が返ってきても
しょうがありません。

ここで注意することは、
 
親や周りが、
想ったことを子どもに
強要しないことです。
 
悔しがらないことが
おかしいと思い、

子どもが感じたこと、
話していることを

否定することは
よくありません。

まずは子どもが
負けた試合の中で
どう感じているか?

を聞いてあげましょう。

例えば、
「今の試合負けちゃったけど、
どんな気持ち?」

「今どんな気分?」など。

その時、
「負けたけど、悔しくない」
「楽しかったよ!」

といった答えが
返ってきたとしても、

「悔しないんか?」
と言う前に

まずは
子どもの感じたことを
分かってあげましょう。

大人でも子どもでも、

人には
いろいろな感情があります。

その
感情自体に優劣はありません。
 
負けて悔しいだけでなく、
イラつくこともあるだろうし、

思った結果と違い、
残念だと落ち込むことも
あるでしょう。

状況によっては、
いろんな感情が出てきます。

自分の中で、
いろんな感情が出てきてしまい、

うまく気持ちをコントロール
できなくなると心は乱れます。

心が乱れると、
気持ちがしんどくなり、

耐え切れず、
感情自体に蓋をしてしまう
場合があります。

試合に負けた直後に、
悔しそうにしていない
子どもに、

悔しく思えといっても、
難しいと思います。

少し1つたとえ話を
してみると、

親が悔しい。
子どもが楽しい。

と両者の感情が
それぞれそうであり、

このとき、
接戦で負けた試合内容
だったとします。

親は

「あとちょっとだったのに」。
だから悔しい。
 
でも子どもは、
取り組んだ課題が出来たことで、
今まで簡単に負けていた相手に、

「あとちょっとまで迫れた」
 
そのことが嬉しく、
試合の中で成果を感じられた
だから楽しかった。
 
だとすれば、
親と子の感じるものに
違いが出てきます。

だからこそ試合について
子どもに感想を聞くときは、

「どうだった?」。

そしてそれに対する
子どもの意見や気持ちを
まずは受け止めてください。

親が
聞きたい答えではなく、

子どもが感じたことを
親が受け止めてあげる
ことで、

お互いが
より成長できます。

またもし可能なら
子どもと親の、

コミュニケーションの
1つとして、

悔しいについての
会話ができるのもあり
かもしれませんね。

どんなときに悔しい?
 
悔しいと思ったことが
ある?

 
最近、
悔しいと感じたことは?

 
悔しいという感情が
起きる要因について
子どもと考えてみる。

ですが、
急いで話しを進めず、

時間をかけて、
子どもの考えや気持ちを
親が理解してあげてください。

そして、
子どもにはどんな感情を
持ってもよいことを
教えてあげること
が出来れば、

感情に蓋をすることなく、
成長してくれると思います。
2022年11月16日12:00 | ■ 梅沢コーチ

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