【ルール】大きな声では人に聞けない・・知っておいてほしい。テニスのルール①

mame

紛らわしいテニスルール
「審友会」様 より引用

1)ラケット、ストリングスの破損(rule 4関係) (トーナメント主催者がストリングスが切れたラケットでプレーしてはいけないと宣言したときのみ(2004年改正点))
フレームが破損したラケット、ストリングスが切れたラケットではプレーできません。
手持ち最後のラケットのストリングスが切れても、切れたままのラケットで次のポイントはプレーできません。
コート外の友人などからも借りられなければ失格となります。

サービス時にストリングスが切れたとき
ファーストサービスがレットのとき  → 必ずラケットを交換しなければいけません。
ファーストサービスがフォールトのとき → ポイント終了まで交換しなくてもよい。

ファーストサービスがフォールトとなって、レシーバーがラケットを交換したときはポイントレットとなり、ファーストサービスからできることになります。
ファーストサービスがフォールトでサーバーがラケットを交換しても、ファーストサービスにはなりません。
(ストリングスが切れなくても、ラケットを交換した場合(切れそうな場合の交換など)にもこのルールを適用してもよいでしょう)

インプレー中にストリングスが切れたとき → そのままプレーし、ポイント終了後、交換しなければいけません。

5)レットについて(rule 22/23/26関係) 「レット」とは、プレーのやり直しのこと。
サービスの時のレット(サービスレット)は、そのサービスだけをやり直すことになります。
(セカンドサービスのときは、セカンドサービスから)

(1)無意識になされた、相手方への妨害による「レット」(rule 21関係)
着衣、持ち物を落とすことが「相手方への妨害」と見なされます。

1回目   :着衣、持ち物を落としたプレーヤーは、
次回以降、落としたらその都度、失点になる旨、警告を受けます。
2回目以降:プレーヤー(パートナーを含む)は、持ち物を落とす度に失点となります。
セルフジャッジの試合では「レット」とコールしてプレーを止めることができます。(「セルフジャッジ」のページ参照)

インプレー中、プレーヤーが無意識に大きな音や大声をあげたときもレットになります。
持ち物を落としたことや、大声をあげたことが故意(相手のプレーを妨害する目的で)と判断されれば1回目でも「失点」となります。

(2)不可抗力による妨害の「レット」(rule 25関係)
インプレー中、プレーゾーンにボールなどが入ってきたとき
アンパイアはレットをコールしてプレーを止めます。ポイントのやり直しになります。
セルフジャッジの試合では、プレーヤーはボールが侵入したら「レット」をコールできます。
(3)「レット」とコールしたときのボールのin/out
「レット」とコールしたときに打ったプレーヤーのボールが正しくコート内に入るか、相手プレーヤー(その着衣、持ち物を含む)に触れた場合には、ポイントレットとして扱い、打ったボールがコート外に落ちたときは、アウトとします。

6)サービスレットについて(SCU、セルフジャッジ関係) (2)セルフジャッジの試合でのサービスレット
a)サーバーまたはそのパートナーが「レット」とコールしたが、無視されてインプレーとなり、ポイントが終了したときは、そのポイントは有効なものとなります。
b)サーバーの「レット」のコールによってプレーを止めたときは、「レット」をコールしたサーバーが失点します。
c)レシーバーがサーバーの「レット」のコールに同意したときは、「サービスレット」とします。

7)「アウト」または「フォールト」のコールが無効になる場合(rule 17関係) 「アウト」(「フォールト」)のコールは、ボールが着地したら「直ちに」行なわなければなりませんが、次の2つのケースでは「アウト」(「フォールト」)が無効となります。

a) アウト(フォールト)ボールを返球し、返球したボールがアウトになるまでに「アウト」(「フォールト」)のコールをしなかった場合。
b) アウト(フォールト)ボールを返球し、相手がそのボールを打つまでに「アウト」(「フォールト」)のコールをしなかった場合。

この原則は、セルフジャッジでのコールの遅れやチェアアンパイアがオーバールールする場合にも適用されます。

10)試合方式の間違い(rule 27関係) (1)アドバンテージゲームでやるべきところをタイブレークでプレーを始めた。
第2ポイントのファーストサービスが打たれる前に気づいたときは、第2ポイント以降、アドバンテージゲームで進めます。
つまり、第2ポイント目のサービスは、再び左サイド(アドコート)からサービスをしてアドバンテージゲームで進めます。

第2ポイントのファーストサービスが打たれたら、タイブレークでプレーし、タイブレークゲームが終了した時点でセット終了となります。

(2)タイブレークでやるべきところをアドバンテージゲームでプレーしてしまった。
第2ポイントのファーストサービスが打たれる前に気づいたときは、第2ポイント以降、タイブレークで進めます。
つまり、第2ポイント目のサービスは、相手プレーヤーが左サイド(アドコート)からサービスをしてタイブレークゲームに入ります。

第2ポイントのファーストサービスが打たれた以降は、アドバンテージゲームでプレーし、8-8以前に気づいたときは、8-8になったときにタイブレークでプレーし、8-8以降に気づいたときは、10-10,12-12など偶数ゲームオールでタイブレークに入ります。

11)ノーアドバンテージゲームでの間違い(rule 27関係)
ノーアドバンテージゲームであることを忘れてデュースの後、アドバンテージ/デュースが数ポイント続いたところで気がついた場合。

(a)デュースとなった時点で気がついたら、ノー・アドバンテージ・スコアリング方式に切り替え、次の1ポイントを取ったプレーヤーがそのゲームの勝者になります。
(b)アドバンテージAの時点で気がついたら、さらに1ポイントプレーし(この場合にはアドバンテージサイドから)、Aがポイントを取れば「ゲームA」となり、Bが取ってデュースになれば、次のポイントは、ノー・アドバンテージ・スコアリング方式で行なう。
(c)次のゲームに入ってからノー・アドバンテージ・ゲームであることに気がついた場合には、誤ったままで終わった結果が有効となります。

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2014年3月1日15:00 | 小ねた情報

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