【佐藤】弟・妹が強くなる理由を考える。

from 佐藤


弟や妹が選手として
成果を達成する(結果を出す)っていうパターンがあります。


お兄ちゃん、お姉ちゃんが
なかなか越えられなかった壁を簡単に乗り越えていく。


どうして、そんなことが起きるのか?


僕はこう考えています。
弟・妹は情報を蓄積している。


過去ブログ⇒【佐藤】弟・妹が強くなる理由。


例えば、、、

———————————

試合で1回戦負けした子がいたとします。


負けたら帰る子・最後まで観ている子
この2つのパターンがあったとします。


最後まで観るということは
準決勝・決勝などを観るってことです。


同年代の子のトップが誰なのか?どんな子なのか?
どんなプレーをするのか?


それを観るだけで情報を得られます。


その観た子にはイメージが残るので
それが普段のプレーにも影響してきます。


すぐ帰る・最後まで観る・・・
それだけで成長スピードが変わります。

———————————


お兄ちゃん、お姉ちゃんがテニスをしていれば
それをずっとやってることになります。


何となく、練習のお迎えにいって
テニスコートで遊んでいたり


何となく、試合会場で興味がないけど
試合を観ることがあったり


何となく、お兄ちゃん、お姉ちゃんが
苦労したり、泣いたり、喜んだりしているのも
見続けています。


そんな情報の蓄積があると
僕は考えています。


また、お父さん・お母さんも
お兄ちゃん、お姉ちゃんの頃よりも


ある程度の知識と経験を積み重ねたことで
弟・妹の時には、余裕があると思います。


だから、弟・妹は自然と環境に恵まれて
成果を出しやすい準備が整いやすい。


って考えています。

———————————


その考えを基に、こう考えます。


そういう行動をすればいい。


妹・弟は、ルールを知らなければ
お兄ちゃん・お姉ちゃんのレベルより低いのに
その「場」にいます。


要するに、場違いなのに
ずっと試合会場でウロチョロしてるんです。


それと同じ行動をすればいいんです。


関西ジュニアに出たければ
全日本ジュニアに出たければ
プロになりたければ


その試合会場に選手として場違いでも
試合会場に行けばいいんです。


中途半端に知識を持つようになると
まだ力が足りないとか言い出して


その場に行くことよりも
練習することを優先しがちです。


でも、強くなりたい欲が強い子は
その場にも行くし、練習もしています。


妹・弟なんて、何も考えてないのに
その場にも行くし、練習も観てます。


その差が成長した時に大きくなるってことです。

———————————


過去、ユニーク生で実績的にもランキングポイント的にも
出場できる国際大会ではないのに名古屋まで行った子がいます。


でも、予選にエントリーさえすれば、練習が出来る。


その時、自分より強い子に声をかけて
国際大会が行われる場所で、そこで勝ち上がるような選手と
練習して、観戦だけして帰ってきました。


その些細な行動の積み重ねがあり
全国レベルで戦える選手として成長しました。


その子は一人っ子なので
お兄ちゃん・お姉ちゃんの前例というのがなく
親も知識がない中、コーチのアドバイスだけで行動です。


その子だけに伝えたわけではなく
全員に伝えましたが、その子しか行動しませんでした。


知識があろうが、なかろうが、
「行動することって大切だよ」ってことです。

2022年9月7日10:00 | ■ 佐藤コーチ

お気に入り登録


問い合わせ