【丸谷】返しても、返しても利息しか返せないものってなぁ~んだ?

ユニークスタイルの丸谷です。

丸谷 昨日、U-1のエントリーの部が終わりました。
続いてチャレンジャーの部チャレンジャー強化の部、アカデミー育成の部
アカデミークラスの部と続きます。

今日エントリーの子どもたちのレフィリーを
してくれたのはアカデミー育成とアカデミークラスの子どもたちです。

彼らは合宿からU-1まで、ちびっこを支えてくれます。
ふと気づくと、2年半前、エントリークラスで
アカデミークラスの子どもたちにサポートしてもらい
試合をしていた子が、今回サポート側に回っていました。

よく考えると、今回サポートした半分以上の子どもたちが 当初「サポートしてもらっていた立場」の子供たちでした。
サポートしてもらっていた人が
今は、サポートをする立場にいてることになんだか成長を感じました。

ちびっこ達には、自分がしてもらったことはいつか誰かに返してあげて欲しいと
テニスを通じて、いつか、どこかの場面でそんな気持ちを
もてるようになってほしいと思っています。

みんな今にいたるまでに、色んな人の力を借りながら
上手になってきたのだと思います。

自分が強くなると、弱い人とはやりたくないと思い 弱かった頃の自分の時を忘れてしまいますが
必ず誰もが、昔は弱く、下手くそで 色んな人に気をもませながらレベルをあげてきました。
「そんな恩は、もう返した!」
という人がいますが、そんな事はありません。

そういう人はたいてい、一人ぼっちです。
誰も、自分の損得しか考えない人と付き合いたくないからです。

恩は利息でしか返せず 元本はいつまでも返せずにいてることが多いのです。 恩は返せないものだ、と思うくらいでちょうどいいのだと思います。
今、自分たちがエントリーの頃にアカデミーの子たちが暑い時でも、寒い時でも
ボールを拾って、点数を数えてくれたことをいつまでも覚えておいてほしいと思います。

そしてサポートする側の子どもたちは他人のために動くことに
損得を考えない人間になってほしいと思います。

こうして得た信頼や信用はどんな関係よりも強いです。

強くて手に入りにくいからこそ大人になって欲しくなります。
子供の頃から相互協力の習慣をつけておくことがいいと思います。

特に現代の子供のたちの特徴として、昔と違いわがままをいいちらかす子は 少ないですが、人のために動くことに関心をもつ子は少ないように思います。
誰かのサポートを受けたければ
誰かにサポートをすることです。

ちびっこから慕われたい、信頼されたいと思えば
まずは自分がちびっこに尽くすことです。

ちびっこはお兄ちゃん、お姉ちゃんからもっと
教えてもらいたいと思えば、いうことを素直に聞くことです。

なのでU-1の試合には、勝った負けた、だけではなく
自分の心を磨ける、よい機会なのだと思います。

合宿、試合と続けてのサポートありがとう。

 
2015年4月5日09:27 | 丸谷コーチ

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