【梅澤】ある日突然、燃え尽き症候群!?にならないように。
こんにちは。
ユニークスタイルの梅澤です。
スポーツを楽しんでいる子供が、ある穴に
落ちることがあります。
どのような穴かというと。
・いくら努力しても結果がついてこない。
・周りから良い評価を得られない。
・たった1回の失敗や挫折がきっかけで
スポーツが嫌いになり、やめてしまう。
このような状態を一般的に「燃え尽き症候群」
や「バーンアウト」と呼んでいます。
燃え尽き症候群になってしまうと、以下の
ような症状が出ることで、それまで頑張って
きたことを継続して努力するのが難しくなります。
・自尊心の低下
・自分に対して自信が持てなくなる
・「不安やイライラ」、「気分の落ち込み」
・何をやっても達成感を感じられない
・体が疲れを感じやすくなった
・頭痛、胃痛、下痢
「ダメだ!このままではいけない!!」と
理解していても全くヤル気が出てこずに、
精神的と肉体的にも辛い日々となります。
では、どういった子供がなりやすいのか?
・何でも物事を完璧にしたい子
・責任感強すぎる子
こういった子供が燃え尽き症候群になり
やすいと考えられています。
物事を何でも完璧にしたい子は、物事が
上手く進んでいる時は、良い成果をあげる
ことができます。
その反面、小さな失敗や挫折をきっかけに、
一気に気力を失ってしまう可能性があります。
この「完璧にしたい子」と「責任感が強すぎる子」
に共通しているものがあります。
それは、自分に厳しすぎるということです。
・目標がきちんと達成できたか
・決められたルールをきちんと守れているか
・達成期日を守れているか
こういったことに気を張り過ぎてしまうと、
本来のスポーツの楽しさを忘れてしまいます。
勉強やスポーツにおいても、思うようにいかない
ことはあります。
失敗や挫折はつきものです。また思うようにいか
ない。だからこそみんな努力するのです。
子供が自分自身の失敗を許してあげる事、自分の
努力や成果をしっかりと認めてあげる事も必要だと
思います。
燃え尽き症候群の原因はメンタル的なものが多い
です。
完璧主義な子や責任感の強すぎる子は、周りや
自分が思っているより精神的な体力の消耗が
あります。
子供の一番の良き理解者であるお父さんやお母さん
といった「親」が良かれと思ってやっていることが、
子供自身の自己採点のハードルを上げさせ、自らを
苦しめてしまうこともあります。
周りの大人が、過度な期待や成果の要求をしてしまえば、
責任感の強い子はそれに応えようとさらに頑張るでしょう。
ですが、何らかのミスや失敗をきっかけに、心と体の
バランスが崩れてしまうと、バーンアウトを引き起こす
原因となってしまう可能性も考えられます。
このような子供たちには、日々の取り組みの中で、
小さな成功体験や小さな努力した成果を子供自身が、
振り返り、感じられるや認められるようにしてあげる
ことが大切です。
お父さんやお母さんは、結果よりも努力している過程を
日頃から評価してあげられるようにしてあげてください。
子供にとって、家が一番の安らぎの場であり、親の前では
未熟さを見せられる場。そんな環境を作ってあげるように
してほしいと思います。