【梅澤】子供の心に届かない声掛け。
こんにちは。
ユニークスタイルの梅澤です。
親が子供に声を掛ける場面で
思ったより、うまくいかない
ことがありませんか?
例えば、子供が試合前に緊張して
いる。
→リラックスをさせてあげようと
思い声を掛けた。
最近、テニスの調子があまり良く
ない。
→気持ちが落ちているので元気
づけようと思い、声を掛けた。
練習に乗り気ではない。
→子供にヤル気を高めて頑張って
ほしいから声を掛けた。
こういった子供の気持ちの変化に
対して親ができることの一つとして
声をかけてあげることは多々ある
でしょう。
しかし、声を掛けたけど、「ん?
思ったほど届いていない!?」と
いうこともあると思います。
親としては、子供のために良かれと
思い、声を掛けたのに、子供の心に
それが届かない。
なぜこのようなことが起きるので
しょうか。
・声を掛けるタイミングが悪い?
・あれこれ言い過ぎた?
・同じことを繰り返し言っている?
いろいろ考えられることがあると
思います。
ですが、心に声が届いていないなと
いうときは、ある共通点があります。
それは、話している内容の中身が
「指示」に偏っていることです。
何をするかを明確にするために、
指示を出すことは良いと思います。
ただ、ここにどんな気持ちでやる
のかが欠けていると、子供には
届きにくくなります。
「もっとラケット振れ!」
「しっかり声を出せよ!」
よくあるアドバイスですが、ここに
少し気持ちの部分を足してみましょう。
「強気な気持ちを大切にしよう。
よし、もっと振っていこう!」
「やるからにはベストを尽くしたい
よね。じゃあしっかり声を出そう!」
この気持ちというのは心の部分です。
プレーをするのは子供です。
本人の心の部分を大切にしてあげ
ないと、心の部分が乱れやすくなり
ます。
乱れると、自分の力を出し切れなく
終わってしまいます。
声掛けには、何をするかの指示と
心をサポートする支援があります。
子供に声を掛ける際、このバランスが
大切になってきます。
また、子供の発達段階を踏まえて行う
ことも判断しないといけません。
まだ自分で考える力が育っていない
ときは、指示の声掛けが多くなるで
しょう。
ですが、指示の中にやるべきことを
教えていってあげます。
そうすると子供も知恵がついてきて、
状況によって行動が変えられるように
なります。
子供の成長に合わせて、指示と支援の
バランスが取れた声掛けができれば、
親の気持ちも子供に届くでしょう。