【お父さんのための】「試合を観に来るな!!」と言われたら…。

⇒参照元:ロードtoゼンニホン



お父さんの為のテニス教室の佐藤です。



試合観戦について考えてみました。



子供が思春期を迎えると
「気が散るから試合を観るな!!」と
言い出すことがあります。



でも、お父さんお母さんからしたら、
「テニスができるのは私たちのおかげだ」と
言いたいはずです。



結論から言うと、
お父さんお母さんのほうが正しいです。



ただ、その正論は思春期の子供には
通用しないことをご存じではないでしょうか。



テニスに限らずスポーツは
自分の感情をコントロールすることが
勝利へのカギになります。



しかし、思春期の子供には
そのコントロールが難しく、



そのストレスを
「いつでも味方になってくれる親」に
爆発します。
ようするに、
「親に甘えている」ってことです。



思春期の心理には、



1.自意識の高まり


自分の外見や行動を
常に意識するようになります。



それゆえに精神的なストレスも
非常に高くなる時期です。



2.個別化の台頭


「自分は何が他の人と違うのか」
「周りからどのように見られているか?」
「周りの人から嫌われていないか?」
「自分は劣っていないか?」



比較・競争が始まる時期です。



多くの子供が悩みますが、
答えが見つからない悩みなので
ストレスが高まります。



3.完璧主義の誕生


この時期にファッション性に
目覚めたり、



体の手入れに
入念になったりするようになりますし、



行動に対しても
「~すべき」や「~すべきでない」といった
自分自身の規律を作るようになります。



簡単に言うと
「カッコつける」ようになる時期です。



子供から大人に成長する過程で
自分という「存在意義」を強く意識します。



しかし、その答えが見つからないので
「心理的に不安定」になる時期だと思います。



これは誰もが
成長するために必要な道です。



そこに大人である我々が
子供たちに合わせてあげなければ



いつもケンカばかりになってしまう
のではないでしょうか?



しかし、子供の言うことばかり
聞いていてはいけません。



正論が通用しないから
すべてを聞き入れる訳にもいきません。



そこで第三者の人間が必要になります。



第三者の人には、、、



親のように
理不尽なキレ方をしてはいけないことを
常識として知っています。



なので、我慢をして
話を聞く姿勢をとることができるでしょう。



そこで理解と納得することができれば、
大人へ一歩近づくことができます。



第三者の存在をスポーツで例えると
「コーチ」になります。



多くのコーチは子どもたちには
こう伝えているはずです。



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君たちは支えられています。
親には生活の環境を整えてもらい
テニスクラブに通わせてもらっている。



そして、コーチからは
知識と経験を伝えてもらっています。



その成果をコート上で見せることが
選手の役目です。



そして、



大会に勝ち残れば、
勝ち残るだけ観客が増えます。



相手を応援する人や偵察する人など
その雰囲気の中でプレーするには馴れる必要がある。



スポーツはプレーすることを楽しむ人と
スポーツを観戦して楽しむ人がいるから成り立っている。



君たちはプレーする側の人で
親・コーチは観戦する側の人です。



気が散るから観るなというのであれば、
君がプレーヤーとして失格になります。



プレーヤーとしての成長をしたいのであれば、
誰が観戦してもいい心構えを身に付けることが必要です。



そして、



なにより自分が劣勢になっている時に
応援してくれる人がいることが、
どれだけ支えになるか知ることが必要です。


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など、このような内容を
伝えているのではないでしょうか?



話をすることで理解はできるが
納得ができないのが思春期です。



言葉で伝えることは
誰でもできますが、



子どもたちに一番効果的なのは
経験させることです。



その為には大人である私たちが
経験を積み重ねることができる環境を
用意することが重要なのだと思います。



なので、試合観戦については
子どもの言う通りにしてみてください。



いつか「試合を観に来て。」と
言ってくれる日が必ず来ます。



そして、思春期による
反抗があるということは
成長している証であり、



自分でこの時期を
乗り越えようとしているのだと
受け取ってあげてください。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2020年8月18日18:00 | ■ 佐藤コーチ, ロードtoゼンニホン

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