【佐藤】どうして、練習を休まないほうがいいのか?

from 佐藤


成長のスピードを上げるには
技術・知識の吸収、その体得が必要です。


今のアカデミークラスに足りないのは
このスピード感だと考えています。


そのスピードを維持・遅らせないために
練習は休まないほうがいいのです。


その最も重要な理由は
練習の「意図」を理解することです。


練習の種類はそんなに多くありません。


ただし、その中で取組む意図は
定期的に変わっていきます。


練習の意図を
時間をかけて伝えたとします。


それを翌日・翌々日も
時間をかけて伝えていると


初日に聞いた子にとっては
同じ話を何度も聞くことになります。


なので、初めて伝える事は
練習を止めて、時間をかけて伝えますが、


それ以降は、練習が止まらない程度の
アドバイスにして、練習を重視します。


アカデミークラスは
「積み重ね」のクラスです。


単発のレッスンを受ける場ではありません。
「積み重ね」を大切にしています。


なので、「休む」ことの
デメリットを知ることも
重要な経験の場だと考えています。


僕の考える平等とは、
同じ情報を与えることではありません。


選択した行動に対して
公平に対応することを大切にしています。


なので、休んだ人のデメリットは
練習の意図を詮索しないといけません。


練習の様子を観察したり、
仲間に聞いたりする。


それが必要になります。


観察力、情報収集力などの
能力を身に付ける事も
重要な育成と考えています。


練習を休まず来た人は
次のステップのアドバイスが出来ます。


よりイメージが湧くようになり、
実践で成果を出せるように導けます。


過去、指導したジュニアの中には
骨折しても練習に参加したジュニアがいます。


その子は、自分が休んでいる間に
練習が進んでいることを嫌がり


プレーは出来ないけど、
ずっとテニスコートには来てました。


「練習を休まない」


この姿勢が身に付くことで
大きな成長が期待できるはずです。


ここで誤解しないでほしいのですが
休んでは「ダメ」とは言っていません。


休むことで勉強に集中できたり、
体調を整えるなどのメリットもありますが


休むことのデメリットもある
ということを理解してほしいのです。


開校当初のアカデミークラスは
そこを半強制で「休まない」を
徹底していました。


今は、各自の判断に任せています。


その分、自己責任になるので
判断に覚悟を持って行動してください。

2021年3月18日15:00 | ■ 佐藤コーチ

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