【ちびっ子合宿】ストレスが多かったちびっ子合宿

from 佐藤


テニスを始めた子の中には
習いに行くだけでも、嫌だった子もいると思います。


それがいつの間にか楽しくなっている。


それは「安心領域」になるからです。

その場に慣れ親しみ、
居心地が良くなった証拠です。

僕自身も小学生の頃は、夏休みには水泳の短期教室、
冬休みにはスキー合宿に行かされていた。


教えてくれる人も知らない人、、、
周りの子供も知らない子達ばかり、、、


正直、嫌で嫌で仕方なかった。


でも、それが毎年続くと慣れてきて 4〜5日くらいは短い期間だと感じるようになり、
「ちょっとだけ我慢すればいいや」と思うようになった時から、
少しずつ楽しめるようになったのを覚えています。


成長の為には「安心領域」に居続けるのではなく、
自分がストレスだと感じることに常に触れることで
「安心領域」を広げることが大切です。

なので、僕は普段の練習では
ちょっとしたストレスをみんなに与えています。


居心地が良くて楽しいだけの場所ではなく、
ちょっとしたストレスがあるけど、それを耐えることで自分の成長を感じられる。

そのちょっとしたストレスが常にどこかにあり、
乗り越えた時の達成感を得られる場所が「ユニークスタイル」でありたい。


そんな想いで、今回の合宿を企画しました。


参加した子供達の多くが、テニスの経験が浅く、
合宿もほとんど経験したことがない子供達です。


こうした経験が浅い子供達は、
「ストレス」に弱いと考えています。

このストレスが大きくなるのが、
「食事」や「睡眠」などの生活面です。

食事中にお腹が痛くなったり、
夜になって頭痛がするのも「ストレス」だと思います。


こうした体験を少しずつ繰り返すことで
環境の変化に慣れ、たくましくなっていくのでしょう。


なので、この合宿では 「少しだけ頑張る」をテーマにしています。

今回の合宿では低学年も多かったので
小さなハプニングが続出しましたが、みんな乗り越えられたと思います。


子供達も大変だったと思いますが、
この合宿は僕たちスタッフも同じです。


僕たちの「安心領域」である ジュニア選手の強化指導ばかりではなく、
子供達の興味・好奇心・意欲などを膨らませる指導が
僕たちの「ストレス」でもあり、成長のチャンスだと考えています。


強化選手の合宿にはない、低年齢ならではのパプニングにも慣れ、
より子供達のことを理解できるようになったと思います。


これからも「ユニークスタイル」が魅力的に感じ続けられるように
僕たちも「ストレス」と戦い続けていきます。



 
2014年4月7日12:00 | ■ 佐藤コーチ, 合宿・遠征

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