【梅澤】子どもをバーンアウトにさせないために。

こんにちは。
ユニークスタイルの梅澤です。

テニスに限らず、
 
スポーツを
楽しんでいる子どもが、
 
ある穴に、
落ちることがあります。
 
どのような穴かというと。

いくら努力しても
結果がついてこない。

周りから
良い評価を得られない。

たった1回の失敗や
挫折がきっかけで

スポーツが嫌いになり、
やめてしまう。

このような状態を一般的に

「燃え尽き症候群」
「バーンアウト」
 
と呼ばれています。

燃え尽き症候群に
なってしまうと、

以下のような症状が
出ることで、

それまで
頑張ってきたことを

継続して努力するのが
難しくなります。

自尊心の低下
 
自分に対して
自信が持てなくなる
 
「不安やイライラ」、
「気分の落ち込み」
 
何をやっても
達成感を感じられない
 
体が疲れを
感じやすくなった
 
頭痛、胃痛、下痢
 
「ダメだ!
このままではいけない!!」

と理解していても
全くヤル気が出てこずに、

精神的と肉体的にも
辛い日々となります。

では、
どういった子どもが
なりやすいのかというと。

何でも
物事を完璧にしたい子
 
責任感強すぎる子
 
こういった子どもが
燃え尽き症候群に
なりやすい

と考えられています。

物事を
何でも完璧にしたい子は、

物事が
上手く進んでいる時は、

良い成果を
あげることができます。

その反面、

小さな失敗や
挫折をきっかけに、

一気に気力を
失ってしまう可能性があります。

この
「完璧にしたい子」
「責任感が強すぎる子」

に共通しているものがあります。

それは、
自分に厳しすぎる
ということです。

目標がきちんと達成できたか?

決められたルールを
きちんと守れているか?

達成期日を守れているか?

こういったことに
気を張り過ぎてしまうと、

本来のスポーツの楽しさを
忘れてしまいます。

勉強や
スポーツにおいても、

思うように
いかないことはあります。

失敗や挫折はつきものです。

また思うようにいかない。

だからこそ
みんな努力するのです。

子ども自身が
自分の失敗を自分で
許してあげること、
 
自分の努力や成果を
しっかりと認めてあげる
ことも必要なのです。
 
燃え尽き症候群の原因は
メンタル的なものが多いですが、

完璧主義な子、
責任感の強すぎる子は、

周りや自分が思っているより
精神的な体力の消耗があります。

だから、
子どもの一番の良き理解者である
お父さんやお母さんといった、

親が良かれと思って
やっていることが、

子ども自身の
自己採点のハードルを上げさせ、

自らを
苦しめてしまうこともあります。

周りの大人が、
過度な期待や成果の要求を
してしまえば、

責任感の強い子はそれに応えよう
とさらに頑張るでしょう。

ですが、
何らかのミスや
少しの失敗をきっかけに、

心と体のバランスが
崩れてしまうと、

バーンアウトを
引き起こす原因

となってしまう
可能性も考えられます。

このような子どもたちには
日々の取り組みの中で、

・小さな成功体験
・小さな努力した成果
 
などを子ども自身が振り返り、
感じられる、認められるように
してあげることが大切です。

お父さんやお母さんは、
結果よりも努力している過程を
 
日頃から
評価してあげられるように
してあげてください。

そして
子どもにとって、
家が一番の安らぎの場であり、

親の前では
未熟さを見せられる場。

そんな環境を作って
あげるようにしてほしい

そう思います。
2022年2月28日12:00 | ■ 梅沢コーチ

ブックマーク


問い合わせ