【佐藤】ラオニッチのサーブのデータから想像すること
2016年7月11日
『夏の合宿3連発!!』
■ちびっ子合宿
対象:エントリークラス・チャレンジャークラス
日程:8月9日(火)~10日(水)
場所:大宇陀 椿寿荘
■強化合宿
対象:チャレンジャー強化・エントリー強化クラス
日程:8月15日(月)~16日(火)
場所:滋賀県 やまげん
■アカデミー合宿 対象
:アカデミー・チャレンジャー選抜クラス
日程:8月15日(月)~17日(水)
場所:滋賀県 やまげん
——————————————————————————
from 佐藤
2016ウィンブルドンが
マレーの優勝で締めくくられましたね。
マレーの優勝より、僕がちょっと気になったのが
ラオニッチのサーブ。
決勝戦のデータによると
最高サーブ速度 235.2km/h
平均ファーストサーブ速度 201.6km/h
平均セカンドサーブ速度 171.2km/h
これを観るだけでは、
何がスゴイかわかりませんよね。
準決勝 ラオニッチVSフェデラー戦
フェデラーのデータ
最高サーブ速度 201.6km/h
平均ファーストサーブ速度 185.6km/h
平均セカンドサーブ速度 158.4km/h
錦織選手の1回戦のデータ
最高サーブ速度 193.6km/h
平均ファーストサーブ速度 169.6km/h
平均セカンドサーブ速度 142.4km/h
他の選手の最高速度より
ラオニッチの平均が上回っている。
セカンドサーブの平均速度が
他の選手のファーストサーブの平均に近い。
数字だけでもサーブのスゴさが
理解できると思います。
このサーブの強さが決勝まで勝ち上がってきた
要因でもあると思います。
そのスピードにもビックリしますが
決勝戦ではダブルフォルトの数もスゴい。
4-6、6-7(3)、6-7(2)のスコアの中で
二人合わせて、ダブルフォルトは、3回だけです。
この大舞台であっても、緊張感がある中でも
セカンドサーブをミスしないのはトッププロなんですね。
誰でもサーブのスピードに魅力を感じますが、
ミスをしないサーブのほうがスゴイと思います。
また、セカンドサーブでのポイント獲得率も
ラオニッチが71%、マレーは56%でした。
サーブは速さだけでなく、確率も重要で
そこから有利な展開に持っていくことですね。
こうしたセカンドサーブがあるからこそ
思い切ったファーストサーブも打てるのだと思います。
このサーブ技術向上にはやっぱり
「時間」が重要だと思います。
一日、何分、何球、サーブを打っているのか?
フォームの修正を意識して打っているのか?
コースを意識して打っているのか?
回転を意識して打っているのか?
どれだけ、考えながら
サーブを打っているのか成果は
本当に重要な土壇場で結果が出ると思います。
教えられるサーブ練習も大切ですが、
自分で考えるサーブ練習がもっと大切だと思います。
きっと、ラオニッチはサーブに対して
誰よりも考え、誰よりも時間を費やしたのだと思います。
僕が気になったのは、
サーブのスピード、確率が良いことより
どれだけサーブに拘って
取組んだかの姿勢が気になりました。
データだけでは見えない部分を想像して
それに値するくらいの行動を自分が出来ているか?
それを考えられる選手は強くなると思います。
■ちびっ子合宿
対象:エントリークラス・チャレンジャークラス
日程:8月9日(火)~10日(水)
場所:大宇陀 椿寿荘
■強化合宿
対象:チャレンジャー強化・エントリー強化クラス
日程:8月15日(月)~16日(火)
場所:滋賀県 やまげん
■アカデミー合宿 対象
:アカデミー・チャレンジャー選抜クラス
日程:8月15日(月)~17日(水)
場所:滋賀県 やまげん
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from 佐藤
2016ウィンブルドンが
マレーの優勝で締めくくられましたね。
マレーの優勝より、僕がちょっと気になったのが
ラオニッチのサーブ。
決勝戦のデータによると
最高サーブ速度 235.2km/h
平均ファーストサーブ速度 201.6km/h
平均セカンドサーブ速度 171.2km/h
これを観るだけでは、
何がスゴイかわかりませんよね。
準決勝 ラオニッチVSフェデラー戦
フェデラーのデータ
最高サーブ速度 201.6km/h
平均ファーストサーブ速度 185.6km/h
平均セカンドサーブ速度 158.4km/h
錦織選手の1回戦のデータ
最高サーブ速度 193.6km/h
平均ファーストサーブ速度 169.6km/h
平均セカンドサーブ速度 142.4km/h
他の選手の最高速度より
ラオニッチの平均が上回っている。
セカンドサーブの平均速度が
他の選手のファーストサーブの平均に近い。
数字だけでもサーブのスゴさが
理解できると思います。
このサーブの強さが決勝まで勝ち上がってきた
要因でもあると思います。
そのスピードにもビックリしますが
決勝戦ではダブルフォルトの数もスゴい。
4-6、6-7(3)、6-7(2)のスコアの中で
二人合わせて、ダブルフォルトは、3回だけです。
この大舞台であっても、緊張感がある中でも
セカンドサーブをミスしないのはトッププロなんですね。
誰でもサーブのスピードに魅力を感じますが、
ミスをしないサーブのほうがスゴイと思います。
また、セカンドサーブでのポイント獲得率も
ラオニッチが71%、マレーは56%でした。
サーブは速さだけでなく、確率も重要で
そこから有利な展開に持っていくことですね。
こうしたセカンドサーブがあるからこそ
思い切ったファーストサーブも打てるのだと思います。
このサーブ技術向上にはやっぱり
「時間」が重要だと思います。
一日、何分、何球、サーブを打っているのか?
フォームの修正を意識して打っているのか?
コースを意識して打っているのか?
回転を意識して打っているのか?
どれだけ、考えながら
サーブを打っているのか成果は
本当に重要な土壇場で結果が出ると思います。
教えられるサーブ練習も大切ですが、
自分で考えるサーブ練習がもっと大切だと思います。
きっと、ラオニッチはサーブに対して
誰よりも考え、誰よりも時間を費やしたのだと思います。
僕が気になったのは、
サーブのスピード、確率が良いことより
どれだけサーブに拘って
取組んだかの姿勢が気になりました。
データだけでは見えない部分を想像して
それに値するくらいの行動を自分が出来ているか?
それを考えられる選手は強くなると思います。
2016年7月11日13:33 | ■ 佐藤コーチ