【ルール】大きな声では人に聞けない・・知っておいてほしい。テニスのルール②
2014年3月13日
紛らわしいテニスルール
「審友会」様 より引用
8)失点の解釈(rule 24関係) (1)ラケットを持っている手の甲、指はラケットと見做されず、ボールが当たればたとえ返球できたとしても失点となります。
(2)フォールトとなったファーストサービスのボールをインプレー中にネットに押し戻しても失点にはなりませんが、ファーストサービスでインプレーになった後、持っていたボールをバックフェンスに投げるなどコート上に落としたときは、持ち物を落としたこととなってポイントレットとなり、警告を受け、2回目以降は失点になります。
(3)次のようなケースはいずれも失点にはなりません。
a)インパクト後にラケットがオーバーネットした場合。
b)インプレー中、打球とは関係なくオーバーネットした場合。
但し、いずれも打球しようとした相手を妨害すれば「相手方への妨害」(rule 21)が適用され、故意にしたものでなければ「ポイントレット」となり、故意と判断されれば「失点」となります。
9)スコアの間違い(rule 27関係) (1)ゲーム終了までに誤りに気がついたときは、正しいスコアで始めます。
(2)次のゲームが始まった後や試合終了後には誤りを訂正できません。
ゲームの始まりは、ゲームの第1ポイントのファーストサービスが打たれた時点です。ファーストサービスが「サービスレット」になったときは、ゲームは始まったことにはならず、その時点で前のゲームのスコアの誤りに気づけば訂正できます。
14)タイブレークのサービス順序(rule 27関係) (1)タイブレークゲームで最初にサーブするプレーヤー
そのセットの最初にサーブしたプレーヤーです。次のセットの第1ゲームではレシーバーとなります。
タイブレーク中にサーバーの順序が入れ替わってしまった場合、入れ替わったままで行いますが、この場合でも、次のセットの第1ゲームのサーバーは、前のセット第1ゲームのレシーバーであることは変わりません。
(2)セット中におけるサービス順序は、ダブルスのタイブレークゲームでも変わりません。
15)エンド、サイド、ローテーション等に関する誤り(rule 27関係) <<原則>>
どのようなまちがいも気がつき次第直ちに改める。
間違った条件のもとで・・終了・・したポイントは有効。
<<例外>>
(1)順序を誤ってサービスし、ゲーム終了後に気づいたときは、サービス順序は入れ替わったまま試合を続けます。
(2)ダブルスのパートナーが順番を誤ってサービスし、ゲーム終了後に気づいたときは、パートナー間のサービスの順番は入れ替わったまま試合を続けます。
(3)ダブルスのパートナーが順番を誤ってレシーブし、ゲーム途中で気づいたときは、誤った隊形のままでゲームを終了し、次のレシーブで正しい隊形に戻ります。
(4)ボールチェンジのタイミングを誤った場合、新しいボールでサーブする順番であったプレーヤー(チーム)が次にサーブするゲームまでボールチェンジを延ばします。
(5)タイブレークゲームにおける順序の誤り(rule 27関係)
第1ポイントで順番を誤ってサーブし、インプレーになった場合
→ タイブレークの終わりまでサービス順序は入れ替わったまま。
第2ポイント以降で順番を誤ってサーブした場合
→ 1ポイントのファーストサービスを打った後に気づいたとき、2ポイント目は正しいサーバーがサーブ。
→ 2ポイント目のファーストサービスを打った後に気づいたときは入れ替わったまま。
16)ボールマーク調査(トーナメント競技規程37関係) プレーヤーから「ボールが入ったかどうか調べてほしい」という要求があってボールマーク調査(Ball Mark Inspection)ができるのはクレーコートに限られています。
しかもチェアアンパイアがついている試合だけです。チェアアンパイアが客観的な立場から、ボールが『入った/入らない』を判定するためです。
客観的な事実認定の判定者がいないセルフジャッジの試合ではボールマーク調査を要求できません。
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