【佐藤】僕が練習中に言う「センス!」の意味。
from 佐藤
僕は練習中に
「センス!!」って声を掛けます。
僕が言うセンスの意味は
「やれば出来る」という意味です。
センスと聞くと
才能があるとか
特別な能力だとか言う人がいます。
それは違うと考えてます。
誰でもやれば出来る!!
でも、個人差があるのは
間違いないです。
例えば、
あるスキルを教えた時、
1週間の練習で感覚を覚えて
体現出来る子
1か月間の練習で感覚を覚えて
体現出来る子
1週間で覚える子は
1ヶ月かかる子より
同じ1か月間を過ごしていも
多くのスキルを学べます。
この期間差があることで
どんどんスキルの差が開くってことです。
習得にかかる時間が
「センスの差」だと思います。
そのコツを掴むのが上手い子は
コーチの話を真面目に聞いて
言われたことを
しっかりやる子ではありません。
コーチのアドバイスに
自分なりのアイデアを加えて
他で学んだことを上手く活用して
アレンジを加えて
たまにはコーチの言うことを疑い
違うことを試してみる
そんな試行錯誤が出来る子が
センスのある人だと思います。
そんな人の特徴が
情報をたくさん
持っているってことです。
今まで練習した内容や
アドバイスを覚えていたり
テニス雑誌を読んだり
動画を観て
マネてみたりする
「習慣」が身に付いています。
過去にセンスの差を
目の当たりにしたことがあります。
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僕がトレーニング指導が出来るように
メディシンボールを使ったトレーニングや
股関節、ラダー、スライドボード、自己負荷など
時間をかけて一つ一つの感覚を磨きました。
身体のどこを意識して
どんな動きを意識して
力を入れるタイミングを考えて
など、時間を掛けて取組んだ分、
新しいとトレーニングをする際には
そのコツを掴むのが早くなり
周りよりは習得が早い自負がありました。
指導する時にも
チェックポイントがわかり
指導力に繋がったと思います。
そのトレーニング内容を
高校卒業と同時に
プロになろうとしている選手に指導した際
一度教えたことを
あっさりコツを掴んで体現する。
あ…この習得時間の差が
選手として成果を出すのだと感じました。
その選手は全日本でも優勝
デ杯代表選手にもなりました。
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大切なのは、どうやって
コツを掴めるようになるかです。
コーチがコツを伝えて
その通りにやれば習得は早くなる。
それも大切なことですが、、、
もっと大切なのは
コーチが伝えなくても
コツを掴めるように
育てることだと思います。
そうしなければ、
「コーチの力量=選手の成長」で
止まってしまうからです。
僕はいつも子どもたちには
想像を超える選手になることを
期待しています。
子どもの頃から
大人の言うことを聞くのではなく
子どもの頃から
センスを磨くことが
成長した時、
高校生で大きな結果を残したり
大人になった時、
違う分野で成果を出してたりする
その準備をユニークスタイルで、
テニスを通じて学んでほしいなと
想っています。