【大久保:メルマガ】大人も五感を育む

こんにちは。
ソフトテニスチームの大久保 幸一です。

大久保幸一顔写真修正 子どもたちの五感の育ちが気になります。

見る力。 テレビやゲームづけは、子どもたちの視力の低下の
元凶になっています。視野の狭さも指摘されています。
さらに、動体視力の衰えは、自然を豊かにとらえる
力の妨げとなります。

聞く(聴く)力。 「子どもたちが、話しを聞けない。」教師の悩みの
第1位にあがって、ずいぶんと久しくなりました。

人の話しが聞けないことは、学力の低下の最大の要因です。
コミュニケーション不足が、人間関係に影を落としていることもまちがいありません。

嗅ぐ力。 朝シャンや芳香剤の流行が、子どもたちの嗅覚を
むしばんでいます。香り・薫りの感覚は、性=生の
みなぎりと深いかかわりがあると言います。

その衰退は、生きるエネルギーの弱さへと
つながりかねないことを危惧します。

味わう力。 コ食(個食、孤食、子食、濃食・・・)と言われる
食の問題点が指摘をうけています。刺激の強い
人工的な食べ物が、舌先の微妙で豊かな感覚を
鈍化させています。食は、生育・健康に直結する重要な問題です。

触れる力。 泥田に入れない子が増えています。
虫に触れない子が増えています。
魚をつかめない子が増えています。

体全体を覆っている皮膚感覚。
その研ぎ澄ましも、子どもの成長に欠かすことが
できないものであるにもかかわらず。

五感と子どもの育ちに関する問題を列挙してみました。
実は、子どもだけの問題ではないと思うのです。

我々大人にとって、とりわけ教師の五感というのは、 その任を果たす上で必須条件の一つだと考えて来ました。 またその魅力を増し蓄える上で、重要な要素だとも考えます。
50年も昔であれば、五感の育みというものは、
ごく自然発生的に可能になったのかもしれません。

しかしながら、今日的状況からすれば、少し意図的、
計画的にその陶冶が図られなければならないと考えます。

では、子どもたちのみならず、教師である私たちの五感を 研ぎ澄ますためには、どうしたらいいのでしょうか?
なお、何らかのハンディを持つ人々が、損なわれた感覚を、
他の感覚で、みごとにカバーしていることも見逃しては
ならないと思っています。

子育ちの魔法なんてありやしません。しかしながら・・・。

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