【佐藤】サイレントサンデー(静粛な日曜日)

from 佐藤


「試合中サイレントでいられるのであれば
ぜひ試合観戦に来てください。」


と保護者に伝えられ


試合開始から終了まで
保護者は一言も発していけない。


そのアイデアが全米中のユースサッカーに広がり
一定期間、各地の試合で適用されたそうです。


きっと「一定期間」で終わったってことは
良い施策ではなかったってことだと思います。


僕もこのやり方は賛成できません。


でも、そうしたい理由も
何となくわかります。


それは「リテラシー」の
問題があるからです。


ここでのリテラシーの意味は
ある分野に関する知識やそれを活用する能力。


要するに
「スポーツに対する知識」が偏っている。


大切なことは、
スポーツをする子どもだけでなく


それを支える保護者・指導者も
同じように「学ぶ」ってことです。


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試合で見る光景として
ジャッジで揉めることがあります。


試合後に対戦相手の子どもに
「そんなことまでして勝ちたいのか!」って言う
保護者がいたこともありました。


それより我が子に目を向けて


どんなスポーツでも誤審ってのがあること。


不条理なことに出くわした時
気持ちを切り替え、決意を新にして頑張ること。


それが出来たらチャンスがあったな。


ってことを伝えてあげることが
大人の役目だと思います。

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きっと、冷静になれば理解できることですが
感情的になっている時はどうしようもありません。


そんな視野が狭くなっていることを
「ジュニアスポーツ近視眼」と言われています。


これは、保護者だけでなく
コーチも同じだと考えてます。


情熱を注ぐほど視野が狭くなります。


ジュニアスポーツで勝った負けたで
子どもの将来が決まることはなく


スポーツを通じて
色々な勝った負けたを経験することが


人生にとって学びになり
それを糧に新たなチャレンジをしたり
困難を乗り越えたりする力を身に付ける。


そのためにスポーツをしているのではないでしょうか?


って考えています。

2022年4月27日10:00 | ■ 佐藤コーチ

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