●なぜ、アメリカが勝てなくなったのか?

アイスを買って練習に参加すれば、明るく迎えてくれる。
でもアイスがないと・・と考え今からアイスを買って練習に参加するユニークスタイルの丸谷です。
丸谷_顔写真 実は昨日も西麻布でボシコと会った。
話していると外国人独自の視点が面白い。
例えば、普通に「なぜ日本人はもっとシリアスにプレイしないの?」とか聞いてくる(苦笑)
中でもなぜ「アメリカ」が勝てなくなったのか?
という話でお互いに盛り上がった。
最近、男子や女子のトップ10からアメリアの選手がほとんど姿を消した。 ストロークは「押して運ぶ」というテニスから、「身体の回転でオープンスタンスで打つ」
という斬新的なテクニックで一世風靡したニックボルテリー率いるアメリカが勝てなくなってきた。
ハードコート一色でサーブを主体としたアメリカンなテニスが
ヨーロッパを中心とした「ストロークプレイヤー」に勝てなくなってきた。
時代は「クレーコートでのストロークの時代」へ。
例えばナダルが「圧倒的な存在」だったあの頃。
あのストロークとフットワークに誰も太刀打ち出来なかった。
しかし時代はまた変わろうとしている。
そのアメリカ、スペインの歴史の中に、「テンポが早いライジング主体の展開」
を得意とするジョコビッチが現れた。
フェデラーが負け始め、ジョコビッチをはじめ、イバノビッチ、ヤンコビッチらの
セルビア勢が一気に駆け上がった。
2年前のウィンブルドンは象徴的だった。
フェデラーが今までと全く違うテニスをしていた。
たくさんの「フェデラーらしさがないイージーミス」より
攻撃的に速いテンポでのプレイに果敢に挑んでいた。
しかしその時点ではナダルは「ナダル」のままだった。
後づけでの理屈だが、そんな両者の選択が今の明暗を分けているのかもしれない。
では、次世代のテニスに取り組めばいいんじゃない?
と言われると、そんなシンプルな話で解決しないからこそテニスは面白い。
ただ、現実的にサービスから平均5球以内に終わっていたポイントも
今では5球でポイントを奪える場面も少なくなってきた。
確実に年々「ラリーの数」は増えてきている。
その事実は日本人だけではなく、世界中もその事実を元に練習プログラムを組んでいる。
海外の流行は、オーストラリア、アメリカ、スペインと来て、その後はセルビアになるのか?
それともニックボルテリーの秘蔵っ子、錦織選手が次なる
テクニックを世界に披露するのか?
混沌とする世界のテニスにも目が離せない。
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14:25 | 丸谷コーチ |

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