【メルマガ】子どもが一つの事にのめり込めない原因は親にあるかも!?

今日は僕が執筆している  
「お父さんのためのテニス教室」のメルマガをご紹介します。 
 

佐藤卓也●お父さんのためのテニス教室メルマガ
●2015年2月18日号


お子さんにテニスに興味があるなら、
もっと熱中すればいいのにと思ったことはありませんか? 
 

私も指導している中で 
「もったいないなぁ~」と思うことがあります。 
 

もう少し練習回数を増やせば、試合に出場してみればと、 
やってみれば、もっとテニスに熱中する気がします。 
 

では、何故テニスに熱中出来ないのか? 
 

その答えの1つに「親の都合」があります。 
【たくさんの習い事を経験させたい】と思っている。 
 
多方面の習い事をこなし、広い知識を得てほしい。 
その中から自分に合ったモノを深めてほしい。 
 

私たちの経験上ですが、2年間週1回していた子供より 
1年間週2回テニスをした子供の方が上達する場合が多い。 
 
それは運動能力の問題ではなく、 
テニスへの興味への差だと思います。 
 
なので、週1回を2年間続けたけれど上達感が無く 
それ以降テニスに興味を持たなくなるのです。 
 

逆に一度テニスに熱中した人の多くが 
大人になった時に再度テニスを始める人が多いのです。 
 

広く浅く続けた習い事は深い興味を持たないまま終わり、 
それ以降は興味を持たない傾向があるのです。 
 

なので、私たちはテニスに没頭して、 
そこから広がりを持ってほしいという想いで指導しています。 
 

たとえテニスで自分が満足する結果が出なかったとしても 
1つのことに全力を注げる人間に成長できると考えているからです。 
 

現状の教育は、基礎知識を高め、 
そのレベルに合わせた高校・大学に進学するシステムだと思います。 
 

基礎知識が高い人が専門知識を得られやすい環境になり、 
それが成功者の歩む道のスタンダードだと言われています。 
 

私たち大人は子供たちの可能性を信じています。 
 

なので、その可能性を狭めたくないために 
多くのチャンスを与えるために多種多様な習い事をさせている。 
 

ですが、その常識が少しずつ変化してきていると感じています。 
 

わかりやすく例えると「錦織圭」です。 
 

彼は13歳からアメリカのテニス専門施設で 
テニスプレーヤーになるために教育を受けています。 
 

自分の特異性を最大限発揮するため、 
テニスのために専門知識を学んだと思います。 
 

英語、バイオメカニクス、栄養学、心理学、コミュニケーションなど、 
テニスプレーヤーとして必要になることを学んだでしょう。(予測です) 
 

こうして、自分にとって必要な知識を身に付け 
自分の持っている力を発揮できる環境に身を置いて成功しています。 
 

私自身は、今の子供たちが大人になった時には 
基礎知識だけではなく、専門知識がより重要になると考えています。 
 
今までが学生時代に基礎知識を高め、 
社会に出てから専門知識を身に付けるイメージだとすると 
 
今後は学生時代に専門知識を高め、 
社会に出てから即戦力として働ける人が求められる。ということです。 
 
私たち大人が経験してきたことを 
子供たちに伝えることはとても大切なことだと考えています。 
 

ただし、自分の成功体験や失敗体験から 
答えを導き出すのは安易になるので慎重になるといいと思います。 
 

それと同時に、私たちが子供の頃より 
世界の変化のスピードが速くなっていることを理解し、 
そのスピードに合わせて子供たちに伝えることが大切です。 
 

そう考えた時、「親の都合」で 
子供たちの可能性を狭めないように気をつけなければなりません。 
 

そこで「習い事」の取組み方を考えてみました。 
 

1.週2回以上を続ける習い事(熱中できるモノ) 

2.熱中できる習い事に関する習い事(親の意図を含むモノ) 
 ※子どもが何で必要なのか理解できるか重要 

3.まったく関係ない習い事(楽しめるモノ) 
 

こうして考えてみると、整理できるのではないでしょうか? 
 

この内容がお父さんお母さんの参考になれば幸いです。


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