【梅澤】あなたはポジティブ型?リスク型?

sozai_img_new合宿の日程&場所
■アカデミー合宿 対象:アカデミー/アカデミー育成/チャレンジャー選抜クラス
日程:3月5日(土)~6日(日)
場所:和歌山 かわべテニス公園

■強化合宿    対象:チャレンジャー強化クラス/エントリー強化クラス
日程:3月12日(土)~13日(日)
場所:奈良  ホテルウェルネス大和路

■ちびっ子合宿  対象:エントリークラス/チャレンジャークラス
日程:3月31日(木)~4月1日(金)
場所:奈良 椿寿荘

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梅澤康雄

ユニークスタイルの梅澤です。

お子さんのテニスを見ていて、「もっと前向きな思考で
プレーできへんのかな」と思われたことがある親御さんも
いらっしゃるでしょう。

思考はその人の考え方のクセでもあるのですが、まず思考
には2つあります。

ポジティブ思考型とリスク思考型です。
ポジティブ思考は、前向きで明るい未来を信じて行動する
タイプです。

反対にリスク思考型は、最悪の結果を想定して、そのように
ならないよう対策を練るタイプです。

どちらが良い悪いという話ではなく、どちらも結果を出すことは 同じで、その結果に対する思考のアプローチが違うだけなのです。
うまくといくと考えた方が、不安が少ないのか。うまくいかない かもと考えた方が、不安が少ないかです。
ポジティブ思考型は、試合に勝てばや目標をクリアすれば、どんな
メリットがあるかを考えます。

リスク思考型は、試合で負ければや目標をクリアできなければ、
どんなデメリットがあるかを考えます。

そして、この2つの思考は、ずっと同じではありません。もっと
いうと一年間いつも同じでもありません。

なぜ同じではないかというと、技術、精神、体力、試合の重要性、
学年、季節、友達、体験、経験など様々な要素で変化するからです。

また、スポーツではポジティブ思考型でも、勉強面や生活面では
リスク思考型というケースもあります。もちろんこの反対もあり ます。

どちらか一方の考え方にするのではなく、両方のバランスの問題で
このどちらが出やすいかです。

親がポジティブ思考型だから我が子もポジティブ思考型とは限り
ません
し、先程もありましたが、思考は変化します。

気をつけなくてはいけないのは、安易なポジティブ思考の要求は
危険である
ということです。
無理やり思考を変えさせようとすると、本人の中で不安が余計に
大きくなり、
どうしてよいか分からなくなってしまいます。そう
いったことを繰り返し、
失敗を重ねていく間に、リスク思考では
なく、ネガティブ 思考になりやすいです。

一番最初の話しですが、「もっと前向きな思考でプレーできへんのかな」
という話しがありましたが、実はお子さんの中で、「~なったら~やから、
もしかして~した方が上手くいくかもしれん」と頭と気持ちの中では試行
錯誤してプレーしているのかもしれません。

大人が見ていて感じたことを子供に伝えるのではなく、子供が何を考え、
プレーしたのかという取り組みを聞いてあげれば、その場面での子供の
思考と行動が理解できると思います。

リスク思考をマイナスというイメージで考えるのではなく、そうならない
ためにどうしたら良いかを考え、行動できるという面もあるということを
知った上で、大人からアドバイスをしてあげると良い方向にいき、プレー
にもメリハリが出てくるでしょう。

ポジティブ思考でもリスク思考でも、どちらでも良い結果を出すことが できます。大切なことは、自分の目標に対するプロセスです。
このプロセスの質が上がっていけば、より多くの考えを持て、幅広い見解が
できるようになるでしょう。

 
15:00 | ■ 梅沢コーチ | タグ:

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