【下】諦めていることに気付いていない。慣れてしまっている。という現状。

simo

ユニークスタイルの下です。

「諦めてはいけない。」


と私たちは子供たちに言います。


しかしその「諦める」と言う基準は
それぞれの視点により異なり、本人の「諦めている」と
周囲の「諦めている」にギャップが生まれ、


親:「なんで途中で諦めるの?」


子供:「諦めてないよッ!」


というような会話が繰り返され
親としてもイライラを募らせることは
よくある話です。


では、一体
「諦めている」とは、どんな場面(状態)でしょうか?


試合の始まる前や始まった直後はやる気に 満ち溢れているが、スコア―が離されると もう無理だと思う・・・

天候や体調様々な状況で逃げ出したくなる・・・

練習中に追えるボールを追わない・・・

アウトだと勝手に判断してボールを追わない・・・

このような場面が「諦めている状態」として
わかりやすい判断基準ではないでしょうか。


この状態に陥っている選手のなかでも
幾つかに分類されます。


1諦めているということに気付いていない。
2気付いてはいるが、問題意識がないため  改善しようとしていない。
3改善しようとしているが、  方法がわからない。
4方法もわかっていて、改善できる方向に  向かっている。
まずは【自分の状態」を伝えてあげることで
気付きを与えることが出来ると思います。


ただ、子供たちに対して「諦めている」と
断定的に決めつけてもそれに気付いていない子供は、
それを受け入れないと思います。


また練習の中でも「諦めた」「諦めなければ出来た」
というメッセージを送ることで、子供たちが気付く
場合もあります。


「出来るようになってるやん。凄いな」


「今のは頑張ったら絶対に取れたわ。触れたわ。」


「絶対に○○なら取れる」


「あの場面がポイントやったな。
あれを取れてたら結果は違うかったで。
取れなかったから集中力が切れてそこからは
頭が真っ白になったし、相手のペースやったな。」


「そこで取り切れる精神力と技術を身に付けよう。
そのためには、練習を変えないといけないよ。」


というように投げかけます。


こういった言葉かけは、感情的に話す方がシンプルに
伝わる場合が多くあるので僕はそうしています。


「諦めてはいけない」ことは誰もが知っていますが
そもそも本人は「諦めていることに気付いていない。」 場合が多く、まずは自分が該当者であることを 意識させることが必要になってきます。

ただ、見たままの姿に腹を立て、感情的になり、 「諦めたことを注意」するだけでは何も変わりません。

本人の状態をよくみて、先程の4つの段階を見極め、アプローチ
の方法を考えなければいけませんし、時には


潜在意識を顕在化させる。


という掘り出す作業も必要なのかもしれません。


話がそれましたが


「諦める」という基準は、それぞれの視点により異なり


本人の「諦めている」と周囲の「諦めている」という状態の ギャップを合わせていく作業に時間をかけなければいけない のだと思います。
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2013年10月17日10:54 | ■下_日記

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