【佐藤】遅刻を叱る理由

from 佐藤


佐藤日曜日から練習が始まりました。


エントリーもチャレンジャークラスも
思ったより多くの子達が出席してくれました。


そこでの話題はやっぱり「お年玉」でした。


お年玉をどれだけもらったか
自慢大会になっていました。


僕はお年玉をあげる立場になった今、
ケチなおじさんに思われたくないから大盤振舞してしまいました。


子供に見栄を張った自分が恥ずかしいです。


さて、アカデミークラスでは 練習の始めに再確認をしました。


僕は去年までのアカデミーの評価を
「60点」とみんなに伝えました。

テニスに時間を費やし、
与えられた練習メニューをしっかり取組みました。


でも、60点です。


その理由が、、、、

■成績の報告がない。

アカデミーでは成績を聞いています。
でも、僕に報告していない人が何人かいますけど・・・。


成績を知ることも目的の一つですが、
その時にどう反応するかを確認することが目的です。


成績が良くも悪くも、教えることに躊躇するのは、
その結果を自分で納得していない。


そして、自分自身でもやり切ってないと感じていて、
その成績を見られることでバレるのが嫌なのだと思います。
(僕の勝手な主観です。)


テニスを中心に
学生生活を送っている人はたくさんいます。


でも、その中で結果を出す人の多くが、
それなりの学力も兼ね備えています。


テニスに限らず、
スポーツでは判断力と決断力が求められます。


その基準になるのが
理解力、洞察力、分析力などになるでしょう。


その能力を高めてくれるのが「学問」だと考えています。


これからアカデミーのみんながもっと上を目指すとしたら、
避けてはいけない壁になるだろうと思います。


■遅刻が当たり前になっている。

僕は練習の遅刻をある程度は認めています。


遠方から来る場合や学校で遅れる場合があります。
また、大会出場で試合が長引く場合もあります。


その場合はなかなか事前連絡ができないので
事後報告になることも仕方ありません。


個人的な理由でも、ある程度は遅刻を認めています。


テニスに費やす時間が多い分、
その他に時間が取れないことがある場合が多いからです。


どんな理由で遅れるかを事前連絡があればいいと考えています。


ただし、「遅刻してもいい」とは考えていません。

出来る限り、遅刻をしない努力をした結果の「遅刻」は
仕方がないとは思いますが、それが当たり前ではダメだと考えています。


ここで一番簡単な方法は
僕が基準を設けることです。


でも、僕は練習への心構えを確認する為にも
その基準を各自に任せています。


その取組む姿勢を僕は確認しながら
必要な場合には注意を促しています。


なので自分の判断が判らなければ整理すればいいのです。
遅刻しても「いいのか?」「いけないのか?」


遅刻は「よくない」です。
回避できる遅刻はするべきではありません。


なぜ、こうして伝えたかというと
「チーム」で練習している意識を高めてほしいからです。

練習相手が遅刻が多い、勉強なんてしなくていいと考えている、
・・という人と一緒に練習したいですか?


「ルールを守る」という基準を持っていない人と
一緒に練習することはできますか?


僕が「全力でやろう!!」といった意味は
【「全」員で「力」を合わせて練習しよう!!】という意味もあります。

僕は個人より、チームを大切にしてます。

個人の事情に合わせていると、
ルールを守る為の行動基準が薄れてしまうことがあるからです。

チームを大切にすることで
自分の行動にも責任を持つことができ、
主体性が育まれると考えています。

足りない「40点」を埋める為には
この「チーム意識」を高める必要があると考えています。


そこで去年みんなが作ったクレドをもう一度確認します。
※クレド:「信条」「志」「約束」を意味するラテン語。価値観や行動規範を簡潔に表現した文言。


1.‘声’を出して‘ガッツポーズ’をすること
2. 強い‘気持ち’で最後まで‘やりきる’こと
3. まずは素直に受け取り‘やってみる’こと
4. 自分で‘決める’こと 5.‘ルール’を守り正しく勝つこと
6. 勝負から逃げずに‘こだわる’こと
7. いつも仲間と‘笑う癖’をつけること

これがみんなが作ったクレドです。
2014年1月6日18:30 | ■ 佐藤コーチ

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